子犬にはふやかしたドッグフードを!【餌やりのコツ】

愛犬家の皆さんこんにちは!
今回は「ふやかしたドッグフード」にスポットを当てたコラムを作成していきます!

ふやかしたドッグフードは人間で言う離乳食、療養食、介護食にあたります。消化器官が未発達な子犬や、高齢犬には特に有効です。
中でも生後3ヶ月までの子犬はドライフードを消化できないため、ドッグフードはふやかしてからあげる必要があります。

ふやかしたドッグフードのメリットやデメリット、作り方について見ていきましょう!

ふやかした餌のメリット・デメリット

メリット

  • 消化吸収が良くなる
  • 水分も一緒に摂取できる
  • 風味が増す
  • 満腹感が得られる

デメリット

  • 手間と時間がかかる
  • 噛む力が弱くなる
  • 歯周病の原因になる

犬は生後3ヶ月ごろまで体が成長しきっていないため、ドライフードをそのまま食べると消化しきれずに下痢や嘔吐の原因となってしまいます。子犬のうちはドッグフードをふやかして与えましょう。

ドックフードをふやかすことで、一気に飲み込んだ時に喉に詰まることの防止にもなるというメリットもあります。また、風味が強くなることで食欲増進に繋がることもあります。

デメリットは、ドライフードをそのままあげるよりは手間がかかることです。また、ふやかした餌ばかり食べていると噛む力が弱くなるため、健康な成犬にはドライフードがおすすめです。

※ふやかした餌はすぐに腐ってしまうため、食べ残しはすぐに片付けるようにしましょう!

ドッグフードをふやかすときのポイントと注意点

子犬に餌をふやかしてあげる際のポイントは3つあります。

  1. 30~40℃のぬるま湯でふやかす
  2. ふやかした際に残った水分も犬にあたえる
  3. 1回に食べる分だけふやかす

30~40℃のぬるま湯でふやかす

ドッグフードに含まれる栄養素は熱に弱いため、熱湯を使うと栄養素を破壊してしまいます。そのため、一度沸騰させたお湯を30〜40℃に冷まして使用しましょう。
また、冷水は犬がお腹を壊す原因となるので使わないようにしましょう。

ふやかした際に残った水分も犬に与える

ドッグフードをふやかす時に残った水分には栄養素が溶け出しているので、水分も捨てず一緒に与えましょう。水分も一緒に補給することができます。

1回に食べる分だけふやかす

ふやかしたドッグフードの作り置きは厳禁です。水分をたくさん含んでいるため傷みやすく雑菌も繁殖しやすくなっているためです。残った餌は次の食事に回さず処分しましょう。

ドッグフードをふやかす際に注意しなければならないことが2つあります。

牛乳でふやかさない

牛乳はほんのり甘くて美味しく嗜好性が強いため、与えすぎてしまうと牛乳をかけないと食べなくなってしまうためです。また栄養過多で肥満の原因になります。

ミネラルウォーターを使わない

人間用のミネラルウォーターはカルシウム、マグネシウム、リンなど様々な成分が入っています。犬がこれらの成分を過剰に摂取しすぎると尿結石になるリスクがあります。

ドックフードのふやかし方

今回は「ぬるま湯でふやかす方法」と「電子レンジを使ってふやかす方法」の2つを紹介します。

ぬるま湯でふやかす方法

  1. 1回分の量のドッグフードを器に盛り付けます。ドッグフードはふやかすと3倍くらいの大きさになるので、大きめの容器で作りましょう。
  1. 30〜40℃くらいのぬるま湯をドッグフードがしっかりと浸かるくらいかけましょう。
  1. ぬるま湯を注いだら、10〜15分ほど放置します。この時ドッグフードに密着させるようにラップをかけるとムラなくお湯が浸透するため効果的です。
  1. ドッグフードが完全にふやけたら、一番小さい粒を選び潰してみましょう。親指と人差し指でつまんだまま簡単に潰せたらしっかりとお湯が浸透している証拠です。

※ペースト状にしたい場合はさらに時間を置いてふやかすと良いでしょう!

ドッグフードによってはふやけるのにかかる時間が異なります。子犬の健康状態や食欲を見ながら調節しましょう。

電子レンジを使ってふやかす方法

  1. 1回分の量のドッグフードを器に盛り付け、水をドッグフードがしっかりと浸かるくらいまで注ぎます。
  1. 軽くラップをして電子レンジに入れます。温度や温める時間は使っている電子レンジによって異なって来ますので、10秒、20秒と短めで温めながら様子を見るようにしましょう。
  1. 指で潰せるくらいに柔らかくなったら完成です!

水分はぬるま湯ではなく水を使うのがポイントです。ぬるま湯を使うと電子レンジで温めた時に熱湯になってしまうこともあります。
また、犬に与えるときは皿が熱くなっていないか確認してからにしましょう。

最後に

子犬の時は特に気を使う食事ですが、その個体にあったふやかしフードを作ってみてください!
通常のドッグフードはそのまま食べることを前提に作られているため、健康な成犬にはふやかす必要はないです。

ふやかしたドッグフードは、個体差はありますが生後3〜4ヶ月くらいから徐々にドライフードへ移行していきましょう!
ドライフードへ移行するときは、少しずつ水分量を減らしふやかし具合を減らしていきます。

一週間から10日ほどかけてドライフードに移行するのが良いようです。途中で食いつきが悪くなってしまったときにはふやかしたドッグフードへ戻し、再びドライフードへ移行していきましょう。

ドライフードへの移行期間は、便の様子を確認することが大切です。硬すぎる場合は水分が少なすぎる証拠で、ゆるすぎる場合は消化不良の可能性があります。

成長期の食事は大切なものになるので、食いつきや体調などをみながら徐々に餌を変えていきましょう!

参考サイト

PECO

ドッグフードの手帖

INUMESI BLOG

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