飼っている犬が今までちゃんとご飯を食べてくれていたのに、急にご飯を食べなくなると心配になりますよね。
”このままずっと食べなかったらどうしよう”
”もしかして病気になってしまった?”
”何をしてあげればいいんだろう”
そんな悩みを少しでも解消できるように、犬がご飯を食べてくれない時の原因と対処方法を紹介していきます。
ご飯を食べてくれない原因
不安や緊張
これは人間も同じですが、不安や緊張をしている時は食べ物が喉を通らない事がありますよね。
例えば引っ越しなどをして周りの環境が変わってしまった時に、犬は困惑してしまい、不安や緊張を感じてしまう事があります。
たとえ飼い主が一緒であったとしても周りの環境の変化は、犬にとって不安になる事だという事を覚えておきましょう。
病気やケガ
これもまた人間と同じですが、風邪を引いている時は食欲がなくなったり、ケガをしていて動くのが億劫だという事がありますよね。
もし病気だった場合は食欲以外にも嘔吐や下痢をしたり、発熱がある、落ち着きがないなど、他の症状も併発している可能性があります。
普段と違う所がないかきちんと観察してあげる事が大切です。
わがまま
犬はかまってほしいという気持ちからご飯を食べずに遊びたがる時があります。
人間の子供などもご飯を食べずに遊んでしまうように、犬にも「わがまま」という行動が存在します。
年齢の変化
年齢の変化によりご飯の好みが変わる事があります。
少し前までよく食べていたドッグフードを食べなくなってきたとき、味の好みが変わっている可能性があります。
ご飯を食べてくれない時の対処方法
①ご飯を変えてみる
原因で説明した様に、犬は好みが変わる事があり、その為、今まであげていたご飯を急にたべなくなってしまう事があります。
もしご飯を食べてくれない時は違うご飯を与えてみてください。
ご飯を変えれば食いつきがよくなるという場合は好みが変わっている可能性があります。
また、ご飯を変える時は注意が必要です。急にご飯を変えてしまうと警戒心から食べてくれない時があります。まずは以前から与えていたご飯と一緒に出す所から始めます。
徐々に慣れてきたら新しいご飯の割合を増やしていき、1週間ほどかけて新しいご飯に変えていきましょう。
②ご飯の与え方やしつけを変える
ご飯の与え方やしつけによって、原因で説明した「わがまま」な行動をとる様になってしまいます。
例えば、ご飯を食べないからといっておやつをたくさんあげていると、ご飯よりも美味しい物を与えてもらえると思ってさらにご飯を食べなくなります。
また、ご飯を常に出しっぱなしにしているのもよくありません。
常にそこにご飯があるのであればいつ食べてもいいや、という考え方になってしまい、結果としてご飯を食べなくなってしまいます。
またこれがわがままなのか、それとも体調不良(病気)なのかを見極めるのは難しいです。
ポイントとしては
- いつも通り元気に動いている
- 嘔吐や下痢などがない
- ご飯以外の水やおやつは普通に食べる
という場合はわがままの可能性が高いです。
さらに犬は食感をとても重視しています。ドッグフードに少し水を加えて柔らかくしたり、そもそもウェットタイプのドッグフードを与える事で、しっかりと食べてくれるようになる事があります。
③不安や緊張の要因を取り除く
犬が不安になってしまう要因はいくつかあります。
例えば引っ越しをして周りの環境が変わってしまったり、進学や就職で家族が家から居なくなってしまったり、大きな地震や雷などの物音で恐怖を感じたり、様々な要因があります。
もし、改善できる事があればいいのですが、引っ越しなどをした場合は元の家に戻るというのも難しいと思います。
犬が不安や緊張を感じている場合は、いつも異常に甘えさせてあげたり、一緒に遊んであげたりして、できるだけその場所を楽しい場所だと思ってもらえるようにしましょう。
犬も徐々に慣れる事ができますが時間はかかりますので気長に見守るしかないです。
④運動量を増やす
運動量が少ないと消費カロリーが低くなるため、食事をとらなくなる事があります。
特に老犬や室内犬は運動量が低くなりがちです。
外に散歩に行くのが1番定番ではありますが、雨や雪で外に行けない時は、家の中で運動する方法を見つけておく事が大切です。
例えば投げたおもちゃをとってくる、など家の中でも運動ができるように2~3個ほど遊びを覚えておくといいでしょう。
⑤動物病院を受診する
どうしてもご飯を食べてくれない場合や、病気やケガの可能性がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。
成犬の場合2日まではご飯を食べなくてもなんとか大丈夫ですが、子犬の場合は1日ご飯を食べない場合は危険な可能性があります。
また、この期間に水も飲まないとなると非常に危険な可能性があるので、すぐに動物病院を受診してください。
食いつきがよくなるオススメドッグフード
ブッチ
ブッチは柔らかいウェットドッグフードです。
犬は食感を大切にすると話した通り、固いドライドッグフードよりも、ウェットドッグフードの方が圧倒的に食いつきがよくなります。
また、ドライドッグフードなどに少量のブッチを混ぜて与える事もできるので、今まで食いつきが悪かったドッグフードのアクセントとして、ブッチを与えるのも効果的ですね。
ただし、ウェットドッグフードばかりを与えていると、歯の健康が悪くなる可能性があるので、ドライドッグフードと合わせて与えるのがオススメです!
オリジン
オリジンは世界的に有名なドッグフードです。
なんと原材料の約80%がお肉で作られています。そのため、犬の食いつきもかなりいいと評判です。
また、子犬用、シニア用など種類も豊富なので、犬にあったドッグフードを選ぶことができます。
モグワン
モグワンは食いつきの改善を求めて作られたドライドッグフードです。
人間でも食べられる原材料を使用しており、動物性タンパク質が50%以上含まれており、高タンパク質、グレインフリーで栄養満点なドッグフードです。
他のドッグフードと混ぜて与えてもモグワンだけ食べていた、なんてレビューがあるくらい犬の食いつきはいいと評判です。
まとめ
犬がご飯を食べてくれなくなった、という状態だけだと、様々な原因がある事が分かりましたね。
それに加えて他の症状や異変がないかを確認する事で、犬が何を必要としているのかが分かるようになります。
普段から犬の行動をちゃんと観察してあげることが大切ですね。
犬も大事な家族の一員ですので、できるだけストレスをかけないような暮らしを人間がする事も大切です。お互いに楽しく健康に過ごしていけるように心がけていきましょう!