犬が耳をかゆがる原因と病気 放置で損しない5つの対策

犬が耳をしきりにかゆがると、「病気なのでは?」「どこまで様子を見てよいのか」と不安になる飼い主さんは少なくありません。耳のかゆみは外耳炎や耳ダニ、アレルギーなどさまざまな原因があり、放置すると慢性化や難聴につながるおそれもあります。本記事では、犬が耳をかゆがるときに見られるサインと考えられる病気の原因、受診の目安、自宅でできる耳ケア、そして耳トラブルを減らす5つの対策まで、順を追って分かりやすく解説します。

犬が耳をかゆがるときに見られる主なサイン

犬が耳をかゆがるときに見られる主なサイン
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犬が耳をかゆがるときは、見た目だけでなく行動や全身状態にも分かりやすいサインが現れます。「いつもと様子が違う」と感じたときに早めに気づくことが、悪化を防ぐ一番のポイントです。

代表的なのは、耳をしきりにかいたり、頭をブルブル振ったり、床やソファに耳をこすりつける行動です。あわせて、耳の中や耳たぶが赤く腫れていたり、いつもと違うにおい・耳だれ・耳垢の増加や色の変化が見られることもあります。

かゆみや痛みが強くなると、落ち着きがなくなる、元気や食欲が落ちる、顔まわりを触られるのを嫌がるといった全身の変化につながることも少なくありません。「一時的なかゆみ」と決めつけず、行動・耳の状態・全身の様子をセットで観察することが重要です。

耳をしきりにかく・頭を振る・こすりつける行動

犬が耳に強い違和感やかゆみを感じると、次のような行動が増えることが多いです。

  • 前足で耳のあたりをしきりにかく
  • 後ろ足で首の後ろ〜耳の付け根を激しくかく
  • 頭を頻繁にブルブル振る
  • ソファや床、クレートの縁などに耳や頭をこすりつける

普段はあまりしないのに、これらの行動が急に増えた場合は、耳にトラブルが起きている可能性が高いサインです。

かゆみや痛みが強いと、眠りが浅くなったり、撫でようとして耳の近くに手を伸ばしただけで嫌がることもあります。「遊んでいるだけ」「癖かな」と決めつけず、行動の変化に気づいた時点で、耳の中や耳の付け根の様子をチェックすることが大切です。

赤み・におい・耳だれ・耳垢の色の変化

耳の中の様子も、かゆみのサインとしてとても重要です。次のような変化がないか、明るい場所で耳をめくって確認しましょう。

観察ポイント 要注意な状態の例 考えられるトラブルの一例
赤み 耳の中が全体的に赤い、熱をもっている 外耳炎、アレルギー、炎症全般
におい 酸っぱい・生臭い・ツーンとした強いにおい 外耳炎、マラセチア感染、細菌感染
耳だれ ベタベタした液体、膿のような分泌物、血が混ざる 重度の外耳炎、中耳炎、外傷
耳垢の色 黒っぽくベタベタ、濃い茶色、黄緑色っぽい 耳ダニ、外耳炎、細菌・真菌感染

耳の赤みや強いにおい、耳だれ、耳垢の急な色の変化が複数当てはまる場合は、早めの受診が必要なことが多いです。 片耳だけひどい、急に悪化した、かゆがって眠れない様子などがあるときも、自己判断せず動物病院で診てもらいましょう。

かゆみが強いときに見られる全身の様子

耳のかゆみが強くなると、耳だけでなく全身の様子にも変化が表れます。いつもと違う行動が増えた場合は、耳トラブルがかなり進んでいる目安と考えましょう。

代表的なサインには、次のようなものがあります。

  • 落ち着きがなく、うろうろ歩き回る
  • 寝つきが悪く、夜中に何度も起きて耳をかく
  • 食欲が落ちる、元気がなくなる
  • 触られるのを嫌がり、機嫌が悪くなる
  • かゆみでストレスがたまり、吠える・イライラする

強いかゆみが続くと、皮膚をかき壊して別の皮膚炎を起こしたり、ストレス性の下痢など、ほかの不調につながることもあります。耳の異常サインに加えて全身の様子にも変化が見られる場合は、自宅で様子を見るより早めの受診が安全です。

犬が耳をかゆがるときに考えられる主な原因

犬が耳をかゆがるときに考えられる主な原因
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犬が耳をかゆがるときに考えられる原因は大きく分けて、外耳炎などの炎症、耳ダニなどの寄生虫、アレルギーや皮膚病、異物混入、ポリープ・腫瘍、耳の形や体質などの素因があります。多くの場合はいくつかの要因が重なって起こります。

代表的な原因と特徴をまとめると、次のようになります。

主な原因 特徴的なサイン例
外耳炎 赤み、におい、耳だれ、耳垢の増加、耳を触ると痛がる
耳ダニ・ノミなど寄生虫 強いかゆみ、黒っぽいポロポロした耳垢、多頭飼育だと同時発生
アレルギー・皮膚病 耳だけでなく体をなめる・かく、季節性や食事との関連
草の種などの異物 片耳だけ急に気にする、頭を強く振る、突然の痛み
ポリープ・腫瘍 慢性的な耳だれ・におい、治療しても何度も再発
耳の構造・犬種などの体質要因 垂れ耳、耳の毛が多い、脂っぽい体質などで蒸れやすい

いずれの原因でも、「かゆがりが数日続く」「におい・耳だれ・赤みを伴う」場合は病気の可能性が高いため、早めの受診が重要です。

外耳炎によるかゆみと痛み

外耳炎は、犬が耳をかゆがる原因として最も多い病気です。耳の入口から鼓膜までの「外耳道」に炎症が起こり、強いかゆみや痛み、においのある耳だれが見られます。

主な特徴は次のような症状です。

  • 耳をしきりにかいたり、頭を振る
  • 耳の中や耳介が赤く腫れて熱っぽい
  • 黒っぽい・黄色っぽい耳垢や耳だれが増える
  • 酸っぱい・腐ったような強いにおい
  • 触ると嫌がる、痛がって鳴く

原因は、細菌やマラセチア(カビの一種)の増殖、アレルギー体質、耳の中の湿気や汚れの蓄積などが多く、慢性化すると中耳炎・内耳炎に進行することもあります。耳の赤みやにおい、痛がる様子を伴うかゆみがある場合は、早めの受診が重要です。

耳ダニやノミなど寄生虫によるかゆみ

耳ダニ(ミミヒゼンダニ)やノミなどの寄生虫は、耳の中や周りに寄生して強いかゆみを引き起こします。黒っぽくポロポロした耳垢が増え、強いかゆみで四六時中耳をかく・頭を振る場合は、耳ダニが特に疑われます。

耳ダニは主に外耳道の皮膚に寄生し、耳垢や分泌物をエサに増殖します。感染している犬や猫との接触で移るため、多頭飼育の家庭では複数のペットが同時にかゆがることもあります。ノミは耳だけでなく全身に寄生し、耳の付け根や首周りに赤いポツポツやかさぶたが出ることが多い寄生虫です。

市販の洗浄液や耳掃除だけでは寄生虫は駆除できないため、かゆみが強い・黒い耳垢が大量に出る・ほかの部分もかゆがる場合は、早めに動物病院で検査と駆虫薬による治療を受けることが重要です。 多頭飼育の場合は、同居動物もまとめて治療する必要があります。

アレルギー体質や皮膚病が関係するケース

アレルギー体質や皮膚の弱さがある犬では、耳のかゆみが繰り返しやすくなります。代表的なのは食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・接触アレルギーなどです。全身の皮膚トラブルの一部として耳の外側〜耳の中に炎症が起こり、赤みや湿疹、ベタつき、強いかゆみが出ます。

アレルギーが関係する場合は、耳だけでなく「足先をなめ続ける」「顔まわりをかゆがる」「季節によって悪化する」といったサインが見られることが多くあります。市販の耳洗浄液で一時的に落ち着いてもすぐに再発する場合は、耳だけでなく“全身の皮膚病”として治療と管理が必要です。原因となるアレルゲンの特定や、食事・生活環境の見直しを動物病院で相談することが重要です。

草の種など異物が入ったときの症状

草むらで遊んだあとや散歩中に勢いよく走ったあとなどに、草の種や小さなゴミが外耳道に入り込むことがあります。急に一側の耳だけを激しくかき始める、頭をしきりに振る、耳を床や壁に強くこすりつける場合は、異物の可能性があります。

異物が耳に入ると、次のようなサインが出やすくなります。

異物が入ったときに多い症状 特徴
片側の耳だけを気にする 触られるのを嫌がることが多い
急な強いかゆみや痛み キャインと鳴く、落ち着きがなくなる
耳の中の赤み・腫れ 短時間で赤く腫れることがある
少量の出血や耳だれ 草の先端などで傷つくと起こる

異物を無理に取ろうとして耳の奥へ押し込んでしまう危険があるため、耳の中に何か見えても、ピンセットや綿棒で自宅で取り出そうとしないことが重要です。散歩後に突然片耳だけを激しく気にし始めた場合は、早めに動物病院で診察を受けることが勧められます。

ポリープや腫瘍など耳の中のしこり

耳の中にできるポリープや腫瘍も、耳のかゆみや違和感の原因になります。長く続く耳のかゆみや耳だれ、においがあるのに、治療してもなかなか良くならない場合は、耳の中のしこりを疑う必要があります。

代表的なサインは次のようなものです。

  • 片方の耳だけ、長期間かゆみや炎症が続く
  • 耳の奥から血が混じった耳だれが出る
  • 耳の中にピンク色〜赤い「できもの」が見える
  • 耳を触ると強く痛がる、頭を傾けて歩く

ポリープの中には良性のものもありますが、腫瘍には悪性(がん)の可能性もあります。どちらの場合も、薬だけで完全に治すことは難しく、早期に発見して外科手術などを検討することが重要です。

耳掃除の際に少しでも「塊のようなもの」や「血が混じる耳だれ」に気づいた場合は、自宅で様子を見続けず、早めに動物病院での検査を受けることが安全です。

耳の構造や犬種によって起こりやすい要因

犬の耳は「L字型」に曲がった細いトンネル状になっており、通気性が悪く、熱や湿気がこもりやすい構造です。湿気と汚れがたまりやすいほど、外耳炎などのトラブルが起きやすくなります。

とくに注意したい犬種や特徴は次の通りです。

起こりやすいタイプ 耳の特徴・理由
垂れ耳の犬種(トイプードル、コッカー、ダックス、ビーグルなど) 耳介がふたのようになり、耳道の中が高温多湿になりやすい
耳の中の毛が多い犬 毛に耳垢や水分がからみ、細菌やマラセチアが増えやすい
短頭種(フレンチブル、パグなど) 皮膚トラブルが多く、耳の皮膚炎も起こしやすい

このような犬は、こまめな観察と獣医師と相談したうえでの耳ケアが特に重要です。

放置すると起こりやすいトラブルと悪化リスク

放置すると起こりやすいトラブルと悪化リスク
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犬が耳をかゆがっている状態を放置すると、かゆみだけでなく「炎症」「痛み」「聞こえづらさ」など、生活の質を大きく下げるトラブルに発展しやすくなります。最初は軽い外耳炎であっても、細菌やマラセチアが増え続けることで、耳道の皮膚が腫れたり肉芽ができたりし、慢性的な外耳炎へ進行しやすくなります。

強いかゆみや違和感が続くと、犬は何度も耳をかいたり頭を振ったりするため、耳介の血管が切れて「耳血腫」を起こすこともあります。耳血腫になると、耳がパンパンに腫れ、治療や場合によっては手術が必要です。

さらに炎症が鼓膜の奥まで広がると、中耳炎や内耳炎に進行し、顔面神経まひや平衡感覚の異常、難聴などの重い後遺症につながるおそれがあります。「少しかゆそう」「そのうち治るかも」と放置すると、治療も長期・高額になりがちなので、早期の対処が重要です。

慢性外耳炎や中耳炎・内耳炎へ進行する危険

耳のかゆみを「よくあること」と考えて放置すると、炎症が長引き慢性外耳炎や中耳炎・内耳炎に進行する危険性が高くなります。慢性外耳炎になると耳道の皮膚が分厚く硬くなり、耳垢や薬が奥まで届きにくくなるため、完治が難しくなります。

外耳の炎症が鼓膜の内側まで広がると中耳炎、さらに内側の内耳まで及ぶと内耳炎となり、強い痛みや激しい頭のふらつき、吐き気など重い症状を起こすことがあります。耳をかゆがる・赤い・におう状態が数日以上続く場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに動物病院で診察を受けることが重要です。

難聴や平衡感覚の異常など後遺症のリスク

耳のかゆみや炎症を長く放置すると、難聴や平衡感覚(バランス感覚)の異常といった後遺症が残るおそれがあります。外耳炎が中耳炎・内耳炎まで進行すると、鼓膜の奥にある聴こえの神経や、体のバランスをとる器官がダメージを受けやすくなるためです。

代表的な後遺症には、次のようなものがあります。

後遺症の例 見られやすいサイン
難聴・聴力低下 名前を呼んでも反応が鈍い、大きな音に驚かない
平衡感覚の異常 ふらつき、まっすぐ歩けない、同じ方向にぐるぐる回る
顔面神経まひ 片側のまぶたや口元が垂れる、瞬きがしにくい

一度傷んだ神経は、完全には元に戻らない場合も少なくありません。耳をかゆがる程度のうちに受診し、早期に治療を行うことが、後遺症を防ぐ最大のポイントです。

治療期間・医療費が増えるというデメリット

耳のかゆみや炎症を放置すると、治療期間が長引き、医療費の負担も大きくなりやすいというデメリットがあります。軽い外耳炎の段階で受診すれば、数日〜1〜2週間程度の点耳薬や内服薬で済むケースが多い一方、慢性外耳炎や中耳炎・内耳炎に進行すると、数か月単位の通院や、全身麻酔下での耳洗浄、精密検査(CT検査など)、場合によっては手術が必要になることもあります。

一般的に、症状が重くなるほど「通院回数」「検査の種類や回数」「薬の種類や期間」が増えるため、合計の医療費も高額になりがちです。早い段階で受診して短期間で治すことが、愛犬の負担を減らし、トータルの費用を抑えるいちばんの近道といえます。

自宅でできる耳チェックとケアの基本

自宅でできる耳チェックとケアの基本
Image: dombotravel.co.zw (https://dombotravel.co.zw/?b.4716477040116.html)

愛犬の耳トラブルを早く見つけるためには、「ふだんの状態を知り、無理のない範囲で清潔を保つ」ことが基本です。難しいテクニックは不要で、次の2つを意識するとよいでしょう。

1つ目は、見た目とにおい、触ったときの反応を定期的に確認することです。左右の耳を比べて、赤み・腫れ・耳垢の量や色・独特のにおいがないかを観察します。耳を軽くめくるだけでも、異変に気づけるケースは多くあります。

2つ目は、耳の中を傷つけない優しいケアを守ることです。コットンやガーゼで耳の入り口周りの汚れをそっと拭き取り、奥まで器具を入れたり強くこすったりしないことが重要です。かゆみや痛みが強いときは、自宅で無理に触らず早めに受診することが、安全なケアの大前提になります。

毎日できる耳の見た目とにおいのチェック方法

毎日の耳チェックは、難しいことをする必要はありません。「見た目」「におい」「さわった時の反応」を短時間で確認する習慣をつけることがポイントです。

見た目のチェック

1日1回、明るい場所で耳をそっとめくり、次の点を確認します。

チェック項目 正常な状態の目安 受診を考えたい状態の例
耳の色 薄いピンク色 真っ赤、まだらな赤み
耳垢の量 少量〜ほとんどなし ベッタリ付着、大量に増えている
耳垢の色 薄い茶色〜クリーム色 黒っぽい、黄〜緑色のネバネバ
皮膚の状態 なめらかで傷なし かさぶた、湿疹、ただれ

においのチェック

耳に鼻を近づけて、軽くにおいを確認します。

  • 正常:ほとんど無臭〜ほんのり皮膚のにおい
  • 注意が必要:酸っぱいにおい、湿ったようなにおい、強い悪臭

強いにおいや、以前と明らかに違うにおいがした場合は、早めの受診を検討します。

さわった時の反応

耳の付け根をやさしくなでてみて、次のような反応がないか観察します。

  • 急に頭を振る
  • 触られるのを嫌がって逃げる、怒る
  • 後ろ足で激しくかこうとする

日々のチェックで「いつもの状態」を把握しておくと、少しの変化にも気づきやすくなります。

やってはいけない自己流ケアとNG行為

※耳のかゆみがあっても、自己判断での処置は症状を悪化させるおそれがあります。迷ったときは必ず動物病院に相談してください。

飼い主がやりがちなNG行為の代表例をまとめます。

NG行為 なぜ危険か
綿棒で奥までゴシゴシこする 外耳道を傷つけ、炎症や出血、感染の原因になる
人間用の綿棒・耳かき・ピンセットを使う 耳垢を奥に押し込んだり、鼓膜を傷つける危険が高い
市販の点耳薬・目薬・オリーブオイルを自己判断で入れる 病気の原因に合わず悪化させたり、薬剤アレルギーを起こすことがある
アルコールや消毒液で拭く 皮膚を強く刺激し、かゆみや痛みを増やす
頻回な耳掃除(毎日など) 本来必要な皮脂まで落とし、バリア機能を壊して外耳炎を招く
かさぶたや黒い塊を無理にはがす 皮膚がめくれて出血し、細菌が入りやすくなる

「におう」「赤い」「ベタつく」「黒い耳垢が急に増えた」などの変化がある場合、家庭でできるのは観察と記録までです。 清潔にしようとして無理に触らず、早めの受診を優先しましょう。

正しい耳掃除の頻度とタイミングの目安

耳掃除は「たくさんすれば良い」わけではなく、耳の状態に合わせて頻度を決めることが重要です。目安としては、健康な耳の場合は【月1〜2回程度】が一般的です。垂れ耳や耳の中が湿りやすい犬種は【1〜2週間に1回】とやや頻度を上げますが、耳の中がきれいなときに無理に掃除する必要はありません。

次のようなタイミングでは耳掃除を検討します。

タイミングの目安 耳掃除を考えるポイント
シャンプーや水遊びの後 耳の中に水が入った可能性があるとき
耳の入り口に軽く汚れが見えるとき 黒・茶色の耳垢が少し増えてきたとき
獣医師に「自宅ケアOK」と指示された後 指示された頻度を守ることが前提

一方で、赤み・強いにおい・ベタベタした耳だれ・激しくかゆがる様子がある場合は、耳掃除より先に受診が優先です。異常がある耳を自己判断で何度も掃除すると、かえって悪化させてしまうことがあります。

動物病院へ行くべき症状と受診の目安

動物病院へ行くべき症状と受診の目安
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犬が耳をかゆがっていても、「少し様子を見ても大丈夫な場合」と「すぐに動物病院へ行くべき症状」があります。迷ったときは、基本的に早めの受診が安全です。

受診の目安としては、次のポイントを参考にすると判断しやすくなります。

  • かゆみや痛みが強く、数日たっても落ち着かない場合は受診が必要
  • 耳の赤み・悪臭・耳だれ・黒い耳垢など、見た目の変化がはっきりわかる場合
  • 頭を振る、首をかしげる、まっすぐ歩けないなど、耳以外の異常な様子がある場合
  • 子犬、高齢犬、持病がある犬で耳トラブルが出た場合

市販薬や自己流ケアで様子を見るよりも、早めに診察を受けた方が、治療期間や費用を抑えられることが多くなります。次の小見出しでは、特に注意したい「すぐに受診したい危険な耳の状態」を具体的に解説します。

すぐに受診したい危険な耳の状態

犬が耳をかゆがり、次のような状態が見られる場合は自宅で様子を見ず、できるだけ早く動物病院を受診することが重要です。

症状・状態 受診を急いだほうがよい理由
耳が赤く腫れて熱をもっている 強い炎症や感染が疑われ、短期間で悪化しやすい
悪臭のある耳だれ(膿っぽい分泌物) 細菌やマラセチアなどの感染が進行している可能性が高い
片側だけを激しくかゆがる・頭を大きく振る 異物や耳ダニ、中耳炎など、痛みを伴うトラブルの可能性
耳を触ると強く嫌がる・キャンと鳴く かなりの痛みがあり、進行した外耳炎や中耳炎が心配
斜めに頭を傾ける・ふらつく 内耳炎や神経のトラブルなど、緊急性の高い病気のサイン
突然聞こえていない様子がある 急性の難聴や重度の炎症が起きている可能性

とくに、発熱や元気消失、食欲不振など全身症状を伴う場合は救急レベルと考え、早めの診察を受けることが勧められます。

様子を見てよい場合と病院に相談すべき境界線

「少しかゆそうだけど、今すぐ病院へ行くべきか分からない」という場面は多くの飼い主にとって迷いやすいポイントです。目安となる境界線をまとめると、次のようになります。

様子を見てもよいケース 病院に相談・受診したいケース
1日に数回、軽く耳をかく程度 1日に何度も激しく耳をかく・頭を振る
軽い耳あかのみで、においがほとんどない 強いにおい・ベタベタした耳だれ・血が混じる
耳の色がほぼ普段どおりで、うっすら赤い程度 はっきりした赤み・腫れ・黒ずみ・ただれ
1〜2日でかゆみが落ち着いてきている 2~3日以上続く、または日ごとに悪化している
触っても嫌がらず、普段どおり元気・食欲もある 触ると痛がる、元気・食欲がない、首をかしげる

目安として、「症状が軽く、短期間でおさまり、生活に支障がない」場合は自宅で観察、「症状が強い・長引く・悪化傾向・全身状態にも変化がある」場合は早めの受診が望ましい状態と考えられます。 少しでも迷う場合は、写真や動画を撮影し、電話で動物病院に相談すると安心です。

受診時に伝えると診断に役立つチェックポイント

動物病院を受診したときに、普段との違いや気づいた変化を具体的に伝えると診断がスムーズになり、無駄な検査や通院を減らしやすくなります。 以下をメモしておくと役立ちます。

チェック項目 伝えると役立つポイントの例
症状が出た時期・経過 いつ頃から耳をかゆがるか/良くなったり悪くなったりを繰り返しているか
かゆがり方・頻度 1日に何回くらい耳をかくか/夜に悪化するか/頭を振る回数や様子
耳の見た目・におい 赤みの有無/耳垢の色・量・においの強さ/耳だれの有無
全身の変化 体をかゆがる部位/皮膚の赤み・フケ・脱毛/元気や食欲の変化
直前にしたこと シャンプーや水遊びをしたか/新しいフードやおやつを始めたか/耳掃除をしたか
これまでの治療歴 過去に外耳炎やアレルギーの診断があるか/使用した薬の名前や期間

特に、スマホで耳の中やかゆがっている様子を動画や写真で記録しておくと、診察時に再現しづらい状況を獣医師が把握しやすくなります。 処方された薬で変化があったかどうかも、次回受診までに詳しくメモしておくと再発予防の助けになります。

病院で行われる検査と主な治療方法

病院で行われる検査と主な治療方法
Image: onaka-oshiri.clinic (https://onaka-oshiri.clinic/note/stomach-pain/)

動物病院では、耳の中の状態や原因を正確に見極めるために、いくつかの検査と治療を組み合わせて行います。「見た目だけで自己判断せず、検査結果に合わせた治療を受けること」が早く治す近道です。

主な検査には、耳の奥を観察する耳鏡検査、耳垢を採って顕微鏡で調べる耳垢検査、必要に応じた培養検査や画像検査(レントゲン・CTなど)が含まれます。これにより、細菌・マラセチア・耳ダニ・腫瘍などの有無を判断します。

治療は原因によって異なりますが、一般的には耳の洗浄、点耳薬(抗生物質・抗真菌薬・ステロイドなど)、内服薬(抗生物質・アレルギー用の薬・痛み止めなど)が使われます。腫瘍やポリープが疑われる場合は、全身麻酔下での処置や手術が必要になることもあります。治療期間中は、獣医師の指示どおりに通院し、薬を途中でやめないことが再発防止につながります。

耳鏡検査や耳垢検査など診断の流れ

耳の診察では、まず獣医師が耳のまわりの腫れや赤み、におい、愛犬の様子を確認します。そのうえで、耳の中を直接見る耳鏡検査と、耳垢を調べる検査が診断の中心になります。

耳鏡検査

耳鏡という器具を使って、鼓膜付近までの外耳道を観察します。外耳道の形、赤み、腫れ、腫瘍やポリープの有無、異物の混入状況などを確認します。痛みやかゆみが強い場合や暴れてしまう場合は、安全のため鎮静剤を使うこともあります。

耳垢検査(細胞診・寄生虫検査)

綿棒や専用のスワブで耳垢を少量採取し、スライドガラスに塗って顕微鏡で観察します。酵母菌(マラセチア)、細菌の種類、炎症細胞の程度、耳ダニの有無などを調べ、外耳炎のタイプや原因を特定して治療薬を選ぶ材料にします。

必要に応じて、培養検査(どの細菌にどの抗生剤が効くかを調べる)や、慢性化している場合はレントゲン検査・CT検査などを行うこともあります。

外耳炎や耳ダニに対する代表的な治療薬

外耳炎や耳ダニの治療では、原因に合った薬を選ぶことが重要です。自己判断で市販薬を使うと悪化することがあるため、必ず獣医師の診断を受けてから使用します。

代表的な治療薬の例をまとめると、次のようになります。

病気・原因 主な治療薬の種類 目的・特徴
細菌性外耳炎 抗生物質入りの点耳薬 細菌を減らし、炎症や痛みを抑える
マラセチア性外耳炎 抗真菌薬入りの点耳薬 カビ(マラセチア)を抑えてかゆみを軽減
強い炎症・痛み ステロイド入り点耳薬、消炎鎮痛成分入り 赤みや腫れ、痛みを素早く和らげる
耳ダニ 耳ダニ駆除成分入り点耳薬、スポットタイプ 耳ダニを駆除し、かゆみや耳垢の増加を改善

多くの場合、点耳薬と一緒に、内服薬(抗生物質・抗真菌薬・かゆみ止め・痛み止め)が処方されることもあります。処方された薬は、指示された回数・日数を必ず守って使い切ることが、再発予防と慢性化防止につながります。

アレルギーや腫瘍が原因のときの治療の考え方

アレルギーが原因の場合は、耳だけでなく皮膚全体や消化器にも症状が出ていることが多いため、「耳の治療」と同時に「アレルギー体質そのもののコントロール」が重要になります。主な治療は、かゆみや炎症を抑える内服薬(ステロイド・抗ヒスタミン薬・アポキル・サイトポイントなど)、食物アレルギーが疑われる場合の食事療法(アレルギー対応食への切り替え)、シャンプー療法や保湿ケアなどです。耳には、炎症を抑える点耳薬を併用することもあります。

腫瘍やポリープが疑われるときは、まず画像検査や細胞を採取して良性か悪性かを調べ、原則として外科的に切除するかどうかを検討します。切除が難しい場所や悪性腫瘍の場合は、レーザー治療、放射線治療、抗がん剤などを組み合わせることもあります。どちらのケースでも、自己判断で様子を見るよりも、早期に専門的な検査と治療方針の相談を行うことが、愛犬の負担を最も軽くする近道です。

愛犬の耳トラブルを減らす5つの対策

愛犬の耳トラブルを減らす5つの対策
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愛犬の耳トラブルを減らすためには、原因ごとの対処だけでなく、日常的な「予防習慣」を整えることが重要です。ポイントは、耳の状態を観察すること・正しい耳掃除・耳を濡らし過ぎない工夫・体質づくり・早期受診の5つです。

具体的には、まず耳の見た目やにおいをこまめに確認し、違和感を早めにキャッチします。次に、獣医師に確認した方法と頻度で耳掃除を行い、綿棒を奥まで入れるなどの危険なケアは避けます。シャンプーや水遊びのあとは耳の中に水が残らないように気をつけ、必要であればイヤーキャップなども活用します。

さらに、フード選びや生活環境の見直しでアレルギーを起こしにくい体づくりを行い、かゆみや赤みが出た段階で早めに動物病院を受診することで、慢性化や重症化を防ぎやすくなります。これらの5つの対策を組み合わせることで、耳トラブルのリスクを大きく減らすことが期待できます。

対策1 耳の状態をこまめに観察する習慣をつける

耳のかゆみや病気を早期に見つけるためには、毎日少しだけ耳の様子を観察する習慣がとても重要です。散歩の後やスキンシップのついでに、次のポイントを軽くチェックすると異変に気づきやすくなります。

  • 耳の内側や耳たぶの「色」:薄いピンク色か、赤く腫れていないか
  • 「におい」:ほとんど無臭か、すっぱい・生臭いにおいがしないか
  • 「耳垢」の量と色:少量の薄い茶色か、黒っぽい・黄緑色になっていないか
  • 触ったときの反応:軽く触れて痛がったり、嫌がったりしないか
  • 行動の変化:耳をやたらと掻く、頭を振る、こすりつける様子が増えていないか

少しの変化でも数日続く場合は、早めにメモや写真で記録しておくと、動物病院での診察に役立ちます。毎日同じタイミングで短時間チェックするだけでも、重症化を防ぐ大きな手がかりになります。

対策2 正しい頻度でやさしく耳掃除を行う

耳掃除は「たくさんやるほど良い」わけではなく、適切な頻度とやさしい方法を守ることが重要です。健康な耳は本来、多少の汚れであれば自然に外へ押し出されます。平均的な目安は、耳の状態が良好な成犬で2〜4週間に1回程度の耳掃除です。

以下のような場合は、頻度を上げるよりも動物病院で相談した方が安心です。

  • 耳垢が急に増えた、色やにおいが変わった
  • 掃除をしてもすぐに汚れる
  • 耳掃除のときに痛がる、嫌がり方が強い

子犬やシニア犬、垂れ耳の犬種、アレルギー体質の犬では、耳の状態に合わせて獣医師に「その子に合った頻度」を確認することが望まれます。むやみに毎日行う耳掃除は、かえって耳の中を傷つけたり、外耳炎を悪化させる原因になるため避けましょう。

対策3 シャンプーや水遊びで耳を濡らしすぎない

シャンプーや水遊びのあとに耳の中が濡れたままになると、湿気を好む細菌やマラセチア(カビの一種)が増えやすくなり、外耳炎の大きな原因になります。耳の中に水をためない・濡れたらすぐ乾かすことが重要です。

具体的には、シャンプーのときにシャワーを直接耳にかけないようにし、耳の入口より内側には水や泡を入れないようにします。水遊びやプールのあとも、耳の入口を清潔なコットンやガーゼで軽く押さえ、水分をそっと吸い取る程度にとどめます。綿棒を差し込んだり、ゴシゴシこすったりする行為は、耳の皮膚を傷つけて逆に炎症を起こしやすくなるため避けてください。

水辺でよく遊ぶ犬や、垂れ耳・耳の中が蒸れやすい犬種では、遊んだあとの耳チェックと乾燥ケアを習慣にすると、耳トラブルの予防につながります。

対策4 食事や生活環境を整えアレルギーを予防する

食事や生活環境を整えることは、耳のかゆみの大きな原因となるアレルギー対策につながります。「皮膚や耳のトラブル=耳だけの問題」ではなく、「体全体の状態」が関係していることが多い点が重要です。

まず食事は、できるだけ添加物の少ない総合栄養食を選び、突然フードを変更しないことがポイントです。鶏肉・牛肉・小麦・乳製品など、アレルギーを起こしやすい食材を多く含むフードで耳トラブルが続く場合は、動物病院で相談しながらアレルギー対応食に切り替えると安心です。おやつも含め、与えるものをメモしておくと原因の絞り込みに役立ちます。

生活環境では、ハウスダストや花粉、カビがアレルギーの引き金になることがあります。こまめな掃除と換気、ベッドやブランケットの洗濯で室内を清潔に保つことが大切です。タバコの煙や強い香りの芳香剤・洗剤も刺激になるため、ペットの生活スペースでは避けた方が無難です。

さらに、十分な睡眠と適度な運動は免疫バランスを整える助けになります。耳のかゆみが季節や食べ物と関係していそうな場合は、「いつ・何を食べた時に悪化したか」を記録して、早めに獣医師に相談することがアレルギー予防の近道です。

対策5 早めの受診で慢性化を防ぐ

早めに動物病院を受診することは、耳トラブルを慢性化させない一番の対策です。耳をかゆがる・頭を振るなどの症状が「数日続く」「何度も繰り返す」「悪化している」場合は、自己判断で様子を見続けず受診が必要です。

外耳炎や耳ダニは、初期であれば比較的短期間・少ない通院回数で治療が終わることが多く、犬への負担も軽く済みます。反対に、痛がるほど悪化してからでは、治療期間が長くなり、中耳炎や難聴といった後遺症につながるリスクも高まります。

市販薬や自己流の耳掃除で一時的に良くなったように見えても、原因が残っていると再発を繰り返し、慢性外耳炎になりやすくなります。少しでも「いつもと違う」と感じたタイミングで診察を受けることで、原因を特定し、適切な治療と家庭でのケア方法を教えてもらうことができ、長い目で見ると医療費と愛犬の負担を大きく減らせます。

日常ケアで気をつけたい犬種別の耳の注意点

日常ケアで気をつけたい犬種別の耳の注意点
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犬種によって耳の形や毛量、皮膚の性質が異なるため、耳トラブルの起こりやすさにも違いがあります。愛犬の犬種の特徴を知り、それに合わせたケアを行うことが耳のかゆみ予防の基本です。

代表的なタイプとして、トイプードルやシュナウザーなどの「耳の中の毛が多い犬種」、ダックスフンドやコッカースパニエルなどの「垂れ耳の犬種」、柴犬や柴系ミックスなどの「立ち耳で皮脂が多い犬種」が挙げられます。

垂れ耳や耳毛が多いタイプは湿気がこもりやすく外耳炎になりやすいため、通気性を意識したケアが重要です。一方、立ち耳でもアレルギー体質や皮膚が弱い場合は、少しの刺激で炎症が起こることがあります。

日常ケアでは、犬種にかかわらず「におい」「赤み」「耳垢の量と色」の変化をこまめにチェックし、少しでも異変を感じたら早めに動物病院に相談することが大切です。

垂れ耳・耳の毛が多い犬種で意識したいケア

垂れ耳や耳の毛が多い犬種(コッカー・プードル・シュナウザー・シーズー・ダックスなど)は、耳の中が蒸れやすく外耳炎になりやすい犬種です。日常的に次のポイントを意識するとトラブル予防につながります。

  • 耳をめくって、週に数回は色・におい・耳垢の量を確認する
  • 散歩やシャンプー後は、耳の中に水分が残っていないかチェックする
  • 耳の入り口付近の毛が多くて風通しが悪い場合は、トリマーや動物病院でカットを相談する
  • かゆみがなく、耳垢が少量で薄い茶色〜クリーム色なら、耳掃除は月1〜2回程度にとどめる

赤み・悪臭・黒い耳垢・強いかゆみがある場合は、自宅での処置を控え、早めに受診することが重要です。無理な毛抜きや綿棒の使いすぎは、かえって外耳炎を招きやすいため避けましょう。

子犬やシニア犬の耳トラブルへの向き合い方

子犬とシニア犬は、どちらも耳トラブルが起こりやすく、悪化しやすい点が共通しています。ただし、注意したいポイントは少し異なります。

ライフステージ 起こりやすいトラブル例 ケアのポイント
子犬 耳ダニ、外耳炎、異物混入 こまめなチェックで早期発見、痛みや恐怖心を与えない優しい耳掃除
シニア犬 慢性外耳炎、中耳炎、腫瘍 小さな変化も見逃さず、自己判断で薬を中断せずに継続治療

子犬は免疫が未熟で、耳ダニや感染症が急激に悪化することがあります。初めての耳掃除は短時間で終え、嫌な印象を与えないことが重要です。少しでも赤みやかゆみ、黒い耳垢が増えた場合は早めに受診します。

シニア犬は、長年の外耳炎が慢性化していたり、腫瘍や中耳炎が隠れている可能性があります。耳のにおいの変化、頭を傾ける、ふらつきなどが見られたときは、早めに精密検査を相談すると安心です。年齢のせいと決めつけず、定期健診で耳の状態をチェックすることが、生活の質を守る鍵になります。

まとめ 愛犬の耳のかゆみと上手に付き合うコツ

愛犬が耳をかゆがる行動には、単なるクセだけでなく、外耳炎や耳ダニ、アレルギー、腫瘍など放置すると悪化しやすい病気が隠れていることが多くあります。

一番大切なのは、

  • 毎日のスキンシップの中で耳の見た目・におい・触ったときの反応を観察すること
  • 自己流の耳掃除を避け、正しい頻度と方法でやさしくケアすること
  • おかしいと感じたら早めに動物病院で相談すること

の3つを習慣にすることです。

特に、耳が赤く腫れている・強い悪臭がする・頭を傾けてふらつく・痛がって触らせないといった様子がある場合は、早期受診が愛犬の負担と治療費を大きく減らします。

耳トラブルは、飼い主の気付きとケアによって予防しやすい不調です。日頃から「耳の健康チェック」をルーティンに組み込み、迷った時には動物病院を頼ることで、愛犬が快適に暮らせる時間を長く守ることができます。

犬が耳をかゆがるときは、外耳炎や耳ダニ、アレルギー、異物、腫瘍など、さまざまな病気が隠れている可能性があります。放置すると慢性化や中耳炎・内耳炎、難聴などにつながるため、日頃のチェックと正しい耳ケア、そして迷ったときには早めに動物病院を受診することが大切です。愛犬の耳の状態を「いつも」と比較しながら観察する習慣をつけることで、トラブルの早期発見と負担の少ない治療につながります。

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