現在、肥満の犬が増えてきていると言われています。
その主な原因はカロリーの過剰摂取、いわゆる「食べすぎ」があります。
普段のドッグフードなどのご飯に加え、人間が食べているものを少し食べたり、おやつを与え過ぎていたりなど心当たりがある方も多いと思います。
人間にとってはちょっとのつもりであっても、犬にとっては大きなカロリーとなっている可能性が高いです。
肥満は様々な生活習慣病にも繋がりますので、できるだけ肥満にはならないようにしたい所です。
犬は年齢によって適切なご飯の回数、量が変わっていきますので、今回はそんな犬の適切なご飯について紹介していきます。
まずは肥満にならない事が大切
犬が肥満になってから痩せるのは大変です。
肥満になる原因が食べすぎであった場合、その習慣に慣れている犬に食事制限などをしてしまうとストレスになってしまう可能性が高いです。
無理なく健康な体を保つためにも、まずは肥満にならない事が大切です。
犬にとって適切なご飯が何なのか、回数はどうしたらいいかなど、きちんと飼い主が把握しておく必要があります。
年齢によって変わるご飯の回数
人間も似たようなものですが、年齢によってご飯の回数や量が変わっていきます。
〇子犬
子犬の時期はまだ消化器官が未熟な為、1度のご飯で成犬と同じ量を与えても消化する事ができません。
その為、子犬の体重に合わせた1日分のご飯の量を3~4回に分けて与えるようにしましょう。
ご飯の回数を減らしていくのは生後6ヶ月ほどからと言われていますが、犬によって時期は前後する事があるので、犬の食欲が増えてきたなと思ったら、少しずつ1回のご飯の量を増やしていくといいでしょう。
大体ではありますが生後8ヶ月くらいには1日2回のご飯が適切な回数となりますので、犬の様子を見ながら回数を徐々に減らしていきましょう。
また子犬の頃から「食べすぎ」を気にする必要はありません。
子犬は成犬と比べるとより多くの栄養が必要となります。
体重が増えてしまっても、それは成長するための栄養をきちんと吸収できているという証です。
しかし、下痢や軟便などが続いてしまう場合は1度のご飯の量が多すぎる可能性があります。
全体的な量を減らすというよりも、1度に与える量を少なくして様子をみるようにしましょう。
〇成犬
生後1年を過ぎてくると、より活発になりご飯もたくさん食べるようになります。
体重にあったご飯の量を1度のご飯で食べる事も可能になります。
そのため、食べるからと言って次々にご飯を与えているとあっという間に肥満になってしまいます。
また、成犬になると子犬の頃よりも必要なエネルギー量は減ります。
子犬用のドッグフードには成犬用よりも多くの栄養やカロリーが含まれています。
成犬になったのに子犬用のドッグフードを与え続けるのも肥満の原因となります。
成犬に与えるご飯の回数は、体重にあったご飯の量を朝と夕の2回に分けるのが一般的です。
1度のご飯でも食べきる事ができますが、消化に負担がかかる事があるので、2回に分けるのが望ましいです。
また、朝・昼・夕の3回に分ける方もいると思いますが、適切なご飯の量を3回に分けるのであれば問題はありません。
また、毎日外で走り回っていたり、運動量の多い犬の場合は必要なエネルギー量が増えます。
犬の運動量もきちんと見て与えるご飯の回数、量を決めるようにしましょう。
〇老犬
老犬と言われてもいつからなのかは判断が難しいですよね。
人間でも何歳からがお兄さんで何歳からがおじいさんなのか決まりはないですよね。
しかしながら一般的には小型犬、中型犬であれは8歳以降、大型犬であれば7歳以降が老犬と言われています。
老犬になれば成犬の頃と比べると運動量が少なくなり、エネルギー消費量も低くなります。
また、消化能力も徐々に低下していきます。
エネルギー消費量が低くなっている為、与えるドッグフードを老犬用に変更しましょう。
老犬用のドッグフードはカロリーが抑えられていたり、タンパク質や関節にいい成分が含まれています。
歳をとるにつれて運動量が落ちる事で筋力が落ちていったり、関節が悪くなるのをカバーしてくれるのです。
ご飯の回数は成犬の時と同じように1日2回のままで大丈夫なのですが、もし消化器官にトラブルがあったり、体力が落ちているような老犬の場合は、消化にストレスがかからないようにご飯の回数を3~4回に増やしてあげましょう。
ご飯をきちんと食べてくれない時は?
きちんと量や回数を守っているけど犬がご飯を食べてくれない時は、ご飯(ドッグフード)の種類を変えたり、回数を変えてみてください。
それでも改善されない場合は動物病院へ相談する事をお勧めします。
成犬であれば1日ご飯を食べないくらいであれば緊急性はありませんが、子犬の場合はたくさんの栄養を必要とするので1日でもご飯を食べないと危険です。
また、運動量が少ないためにご飯をきちんと食べてくれない事があります。
人間も同じですが運動をしてエネルギーを使わないとお腹がすきにくくなりますよね。
それで食べずにいると栄養不足になってしまいますので適度な運動をする事が大切です。
さらにおやつのあげ過ぎもご飯を食べなくなる原因の1つです。
おやつは臭いや味が濃いため、慣れてしまうとドッグフードを薄味に感じてしまいます。
これは人間のご飯を分けてあげるのも同じですね。
犬が味の濃い物や美味しいものを常に欲しくなってしまいますので
おやつのあげ過ぎや人間のご飯を分け与えすぎないように気を付けましょう。
食いつきのいいオススメドッグフード
最後に食いつきのいいオススメドッグフードをいくつか紹介します。
犬も味の好みがありますので、今与えているドッグフードの食いつきが悪いなと感じる方はぜひこのドッグフードを試してみてください。
☆モグワン
モグワンはチキンとサーモンをふんだんに使用したドッグフードです。
また、サツマイモやリンゴなど甘味のある食材もバランスよく使われてあるうえに、全て新鮮な素材を低温加工している為、犬の食いつきもとてもいいと評判です。
☆ブッチ
ブッチはドライドッグフードではなくウェットドッグフードです。
そもそもウェットドッグフードは犬が好むドッグフードの為、なかなかご飯を食べてくれない時にドライドッグフードと合わせてあげることで
ドッグフードへの食いつきをよくしてくれます。
ただし、ブッチだけを与えていると歯の健康としてはよくないので、ドライドッグフードを食べてくれなくなった時などに一緒に与えるのがオススメです。
☆UMAKA
UMAKAは九州の華味鳥を100%使用している国産品のドッグフードです。
新鮮な華味鳥を低温調理しているため、ドッグフード1粒1粒にしっかりと旨味があります。
香りも鰹節のいい匂いがするので犬の食欲をそそるドッグフードとなっております。