子犬の頃はよく動き回るので被毛に汚れがついてしまいますよね。
子犬がお風呂に入れるようになる時期と頻度について紹介します！
子犬がお風呂に入れるようになる時期は？
子犬は生後2ヶ月目くらいのワクチン接種が終わった後からお風呂に入れるのがオススメです。
ワクチンを打つ前だと免疫力が低いので、体調を崩してしまう恐れがあります。また、ワクチン接種直後も体調を崩す子もいるようなので避けた方が良さそうです。
2ヶ月目のワクチンが完了してから2週間後くらいであれば問題なくお風呂やシャワーができると考えて良いでしょう。
それ以前に被毛が排泄などで汚れてしまった場合は、ペット用のウェットティッシュなどで体を拭いてあげます。普段、人が使っているアルコール成分の入ったものだと皮膚が荒れてしまう可能性がありますので、使用しない方が良いです。
体全体を濡らしてしまうと体調を崩してしまう恐れがありますが、お尻や手足などの一部分だけであればすぐに乾燥させることができます。ペット用のウェットティッシュなどできれいにならない場合は、汚れてしまった部位のみ濡らし、ペット用シャンプーなどできれいにしてあげることもできます。
子犬のお風呂の頻度
子犬のお風呂は1ヶ月に2回ほどが目安です。においが気になってきたらお風呂に入れるくらいのペースでも大丈夫そうです。
お風呂は体力をかなり消耗してしまうため、毎日お風呂に入らせるのは身体のためにあまりよくありません。水が苦手な個体はストレスになってしまうため、頻度は少なめで良さそうです。
ただし、皮膚病を患っていたり、ダニが繁殖してしまったりすると、お風呂の頻度を増やさなくてはならない場合もあります。病気を患っている時はあらかじめ獣医さんに相談しましょう。
お風呂に入れる際に必要なもの
バスタブ（犬の大きさに合わせたもの）
バスタブの中でシャンプーから乾燥まで行うので、少し大きめのものを選びましょう。
シャワー（37度～38度）
温度が高すぎると皮膚を痛めてしまいます。また必要な皮脂も落ちてしまうので、これ以上の温度にはしない方が良いでしょう。
スリッカーブラシ
事前にほこりや汚れをとって置くために使用します。シャンプー後に被毛を整えてあげるためのブラシとしても活躍します。
毛の流れに逆らった毛をそのままにすると、皮膚トラブルの原因になってしまうことがあります。
犬用シャンプー
においが気になる場合や、汚れがひどい場合には犬用シャンプーを使います。
タオル
シャンプー後にドライヤーを使用するまえにタオルドライをしてあげましょう。
犬にダニ等が付着している可能性もあるため、犬専用のタオルを用意するのをオススメします。
ドライヤー
タオルドライだけでは乾き切らないため、ドライヤーの準備も必要です。
人が使うドライヤーでは温度が高すぎるため、できれば犬用のドライヤーを用意してましょう。
シャンプーのやり方
子犬のシャンプーのやり方は成犬と一緒で大丈夫です。
1．ブラッシング
まずブラッシングを行い、身体のほこりや汚れを軽く落とします。
ブラッシングをしておくと犬のシャンプーが被毛に馴染みやすくなり、しっかりと洗ってあげることができます。
2．手足を洗う
驚かせないように手足から洗います。
シャワーの水圧を弱めてしっかり水を馴染ませ、シャンプーをよく泡立たせます。まずは泡で肉球をマッサージするように洗いましょう。肉球の洗浄が終わったら少しずつ被毛へと移ります。
3．お尻と内腿を洗う
内腿はデリケートな部分になるので、シャンプーは少し薄めてもいいでしょう。
手足の時よりしっかりと泡立て、尻尾を持ち上げてお尻周りから洗浄します。
尻尾も軽く流したら、内腿を軽く撫でるように洗ってあげてください。内腿は柔らかい部分なので力を入れないよう注意してください。
4．胸と背中を洗う
胸・背中は範囲が広く汚れが溜まりやすいため、シャンプーの量は少し多めでOK。しっかり泡立ててマッサージするように洗っていきます。
首周りなどは犬種によっては皮脂やほこりが溜まりやすいので、スリッカーブラシを使用するのもオススメです。
5．顔と頭部を洗う
最後に顔、頭部の洗浄です。こちらもシャンプーを薄めて良いかもしれません。
目や鼻、口に入らないよう十分注意しましょう。もし嫌がるようなら無理して洗わず、濡れタオルなどで拭ってあげる程度にしましょう。同時に耳掃除もオススメです。
6．シャンプーを洗い流す
洗浄した時と逆の順番で洗い流します。洗い残しがあると皮膚トラブルに繋がるので細かく丁寧に流してあげてください。
乾かす際はタオルドライで水分をできるだけ除去し、ドライヤーの弱風で乾かしていきます。
順番は背中→お尻→お腹→手足→尻尾の順で乾かすと良いでしょう。
まとめ
今回は子犬のお風呂時期、まだ入れられない場合の対処法、シャンプーをする際に必要なもの、シャンプーのやり方のご紹介でした。
- 子犬がお風呂に入れるようになるのは「2ヶ月目のワクチン接種後の2週間経過後」が目安。それ以前に入れることもできますが、体調を崩して病気に感染してしまったら行けないので控えましょう。
- お風呂に入れることができない時期に被毛の汚れが気になる場合は、ペット用のウェットシートや濡れタオルなどで汚れを拭き取ります。汚れがひどい場合は一部分だけ濡らし、シャンプーを行うこともできます。
以上まとめでした。子犬のお風呂やシャンプーについての参考になったら嬉しいです！
