犬のご飯をあげる時間

犬を飼い始めた方などは、ご飯を人間のように3回あげればいいのか、どうすればいいか分からないこともたくさんあるかと思います。

ペットも家族ですので健康を考えたりして、あげる量や時間帯、散歩の後にあげたらいいのか、前がいいのか、色々分からないことがあるかと思います。

今回は、犬の食事の時間や量など詳しくご紹介したいと思います。

ご飯をあげる時間について

犬の散歩の前にあげた方がいいのかという問題ですが、どちらかというと散歩の後にあげた方がいいです。

理由としては、ご飯を食べてすぐに激しい運動をすると胃捻転を起こす可能性があるからです。

ですが場合によってご飯を食べさせてから散歩に行く場合もあるかと思いますが、そんな時は、ご飯を食べさせてから30分程時間を空けて散歩に行きましょう。

間隔について

ご飯の間隔について大切なことは12時間以上空けないことです。

成犬の場合だと1日2食というのが基本なのでご飯のタイミングは2食の間隔が12時間以上空かないようにする事が大切になります。

なぜ12時間以上空けてはいけないのかに関しては、間隔が空きすぎてしまうと胃が空っぽの時間が長くなり、犬によっては嘔吐してしまう子もいる為です。

空腹による嘔吐はそれほど心配はいりませんが、吐く行為そのものが人間も同じように苦痛なので、愛犬に辛い思いをさせないようにする為には、長い時間留守番をさせる時には、おやつを与えたり餌やり機械を使うのもいいと思います。

ご飯をあげる時間は決めた方がいいのか?

ご飯をあげる時間を決めた方がいいのか?という事については長年意見が分かれていますが、時間を決めない・固定しない方がいいのではないかという意見が最近では有力な意見とされています。

理由としては、時間を決めてしまうとその時間にご飯があげられなくて犬がご飯をその時間に食べられなかった際にストレスを感じてしまう可能性がある事と、決めたご飯の時間が近づいたり・来たときなどにご飯を要求するために吠えたりする行為が始まってしまう可能性がある為です。

上記などの理由で時間は決めない方が良いと言われています。

月齢別でのご飯のあげ方

年齢ごとにご飯のあげ方は異なる場合があります。特に子犬の場合です。

子犬の時期のご飯

どのくらいの時間に与えればいいかを知りその犬に合ったようにする事が大切です。

詳しくご紹介いたします。

子犬の時期と成長

子犬の時期は1年程です。半年から1年にかけて成犬になるのが大半ですが、大型犬の場合はゆっくり成長するので成犬になるのに時間がかかる傾向にあります。

犬は、生まれてから1年ほどで成犬になる為、その分大きく成長する為に子犬の時期の食事内容は成犬とは異なります。

生後3ヶ月頃までの食事と時間帯

生後3ヶ月頃までの食事は離乳食の時期でこの頃の食事回数は一日3回〜5回くらいです。犬は人間とは違い時間によってご飯の内容が変わるわけではありません。

なのでこの頃は1日に3〜5回同じ量、同じ離乳食を食べさせます。1日3〜5回なので3、4時間に1回食べさせる必要があるので飼い主さんも大変です。

飼い主さんに無理のない範囲でスケジュールを組み子犬に食事を与える事が大切です。

なぜこんな回数になるのか

生後3ヶ月頃までは離乳食で水分の多いものを食べる為、消化も早くお腹がすぐ空きます。お腹が空いて胃液が出る可能性もあるかもしれないからです。

生後3ヶ月〜6ヶ月頃の食事

この時期になると、ドライフードに切り替える時期になります。前よりも消化器官が発達してきているので、1回に食べられる量が増えてきます。

食事の回数なども3、4回程に減らせる場合もあります。大切なことは、ワンちゃんが欲しがっている量を与えてあげる事です。

最近だと栄養価の高いドックフードがあったり室内で飼っている人が多いため、犬の肥満が問題になることがありますが、子犬の時の肥満に関しては気にせずしっかり成長する時期に成長できるように欲しがった量を与えてあげましょう。

また3ヶ月〜6ヶ月はしつけの時期でもある為、しつけの際は子犬に合ったおやつなどを与えてしつけることも大切です。

6ヶ月〜1年の食事

この時期になると食事の回数も減らせるようになってきます。成犬に段々と成長している為、食べる量なども段々と成犬に近づいてきます。

2、3回が食事の回数になります。1回にしっかりと食べれるようになっていきます。

ご飯の量が適切かどうかわからない時は便を見てチェックする事ができます。

  • 便の量が多い、回数が多い場合

  食事の量を増やすか減らしましょう。

  • 便が柔らかい

  ご飯の量を減らしたり、回数の方の調節をしたりしましょう。

食事回数や食事内容を変更する時の注意する事

愛犬の様子を見ながら変えることが重要です!特に離乳食からドライフードに切り替える際はしっかり成長しているかどうかを見極める事が大切になります。

健康状態をチェックし大丈夫か判断して徐々に変えていきましょう。

例えば突然変えるのではなく、元々のものに少しづつ新しいものを混ぜていき、新しいものを徐々に増やしていくのが良いかもしれません。

ドックフードについて

犬にも好き嫌いがあるので、好き嫌いが激しい犬がいたり、何でも食べてくれる犬もいます。

ここで重要なのが、好き嫌いなく何でも食べてくれるからといって、どんなものでも与えて良い訳ではないという事です。

大切なことは食べる物の質です。愛犬にとって何が良いのか知る事も大切です。

おやつについて

ご飯と同じくらいに大切と言われるのがおやつです。子犬の時期におやつをあげすぎるのは注意が必要です!!

成長のために大切な時期の子犬の時にはご飯の栄養を取る必要があります。人間の子供でもおやつを食べてお腹がいっぱいになってご飯が食べられなくならないようにするのと同じです。

おやつにも意味があり飼い主とのコミュニケーションや何かのご褒美など意味があります。

また消化に悪いおやつを食べさせてしまうと食欲などにも影響してしまうかもしれない為注意が必要です。

おやつを選ぶ時にはできるだけカロリーの低いものを選びましょう!

子犬に食事制限は必要なし?

先程も説明しましたが、子犬の時に肥満を気にして食事制限をするのが良くないと言われる理由がいくつかあります。

  • ストレスがかかってしまい食欲に影響が出る可能性がある為
  • 栄養が不足してしまう為
  • 免疫が弱って風邪などを引きやすくなる為

しかし成長するにつれて肥満が心配にもなるかと思いますが、よほど偏った食生活になっていない限りは大丈夫です。

成長期を迎えると自然に食欲も落ち着いてくるのでその時に食事回数や量などを減らしていきましょう。

また心配であれば獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。

最後に

犬のご飯をあげる時間やその量について今回はご紹介いたしました。

子犬の時期には一日に複数回も与えないといけないと初めて知った方もいるかもしれませんが、年齢に合わせ愛犬に合ったように与えることが大切です。

ご飯をあげる時間や量にお悩みの方へお役に立てたのであれば幸いです。

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