愛犬のシャンプーや毛のカットはどうしていますか? トリミング(ハサミやバリカンなどで毛をカットすること)が必要な犬種の場合は、自分でするのは難しいためサロンにお任せしたいと考えている飼い主さんもいらっしゃると思います。ですが、トリミングサロンの料金や頻度が気になりますよね。
また、トリミングが必要でない犬種の場合は自宅でシャンプーをするのも良いですが、忙しくてなかなか時間がとれないという場合はサロンの利用もおすすめです。今回は、愛犬のトリミングサロンの料金の目安についてや、トリミングサロンの選び方に付いて紹介しますので参考にしてくださいね。
トリミングはどの犬にも必要なの?
上記で少し触れましたが、犬にはトリミングが必要な犬種と必要でない犬種がいます。犬の被毛はダブルコートとシングルコートの2種類があり、トリミングが必要なのはシングルコートの犬種です。
- ダブルコート→上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2重構造の被毛。オーバーコートは日常的に少しずつ抜けていき、人間と同じような生え変わりをする。アンダーコートは春・秋の換毛期で生え変わる。
- シングルコート→オーバーコートのみが生えていて、アンダーコートがない1重構造の被毛。アンダーコートがないため寒さに弱い。抜け毛が少なく毛が伸び続ける性質を持っており、室内で犬の抜け毛を掃除する手間が少ないというメリットがある。
トリミングが必要なシングルコートの犬種はプードル・マルチーズ・シュナウザー・テリア・パピヨンなどが該当します。トリミングの必要性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてくださいね。
【トリマーが教える】犬のトリミングはどうする?自分でやる方法とサロンに行くべきポイント
トリミング料金の目安
トリミングが必要な犬種の場合は、サロンでプロのトリマーさんに任せた方が時間も短く終わるので愛犬の負担も少ないです。ですが、料金もそれなりにしますので事前に確認をしておきましょう。
犬の大きさごとで異なる料金相場
トリミングサロンは店によって料金が異なります。同じ地域であっても料金にばらつきがありますが、目安として以下の料金を参考にしてください。店のホームページなどにも料金表が載っていることが多いので確認してみましょう。
- シャンプー…3,000円~
- 小型犬…3,000~8,000円前後
- 中型犬…5,000~8,000円前後
- 大型犬…7,000~10,000円前後
トリミングの場合、基本的にはシャンプー・全体カット・基本的なお手入れ(爪切り・肛門腺絞り、耳掃除など)が含まれた料金です。店によってはシャンプーをするか、部分カット・足裏や足回りカット・爪切り・肛門腺絞り・耳掃除などをオプションにしていて料金が変わることもあります。
プードル、シュナウザー、テリアはトリミングが難しい犬種とされていて、料金が高めに設定してあるサロンもあるので、事前に確認をしておきましょう。また、トリミング代を節約したい場合はトリミングの専門学校にお願いすると料金が抑えられます。
オプション追加で変わる料金
トリミングサロンでは、シャンプーやカット、基本的なお手入れの他に様々なオプションを取り入れているところもあります。
オプションには、泡や泥パック、マイクロバブル、炭酸浴、トリートメント、歯磨き、歯石取り等があります。サロンによって設定料金が様々なので、可能な範囲で取り入れてみましょう。また、皮膚が弱く通常のシャンプーを使えない、毛玉がブラッシングで取り切れないなどトラブルがあれば料金が加算される場合もあります。
トリミングサロン選びの5つのポイント
サロンでトリミングをすることで容姿を可愛くできるのはもちろん、犬の体を清潔に保ち良い健康状態を維持することができます。また、プロのトリマーさんが全身を見てくれるので、病気の発見につながることもあります。
サロン選びのポイントを紹介しますので、信頼できるサロンを探してくださいね。
カウンセリングをしっかり行ってくれる
犬も個体によって性格が違います。トリマーさんにすぐなつく犬もいれば怖がってしまう犬もいます。トリミングは信頼関係が大事なので、犬の性格をよく知ってもらうためにカウンセリングをしてくれるサロンを選びましょう。
カウンセリングでは理想のカットスタイルを伝えるのも大事ですが、犬が触ると嫌がる箇所がある・噛みつく癖がある・他の犬と仲良くできないなど犬の性格を伝えておきましょう。そうすることで、サロンも犬に合わせてトリミングがしやすく雰囲気作りをしてくれたり、犬が落ち着きやすいように工夫をしてくれます。
自宅でのシャンプーやトリミング頻度について聞いてくれる
自宅でのお手入れについても知ってもらうことが大事です。飼い主さん自身が愛犬のブラッシングを毎日する、定期的にシャンプーをするなどのお手入れをするかで1回のトリミングの時間やトリミングの頻度が変わってきます。
自宅でお手入れを全くしないのに年に数回しかサロンにいかないと毛玉がたくさんできてしまうため、ケアに時間がかかり愛犬にも負担となってしまいます。
自宅で全くお手入れが出来ない場合は、定期的にサロンに行くことをおすすめします。自宅でもシャンプーやトリミングをする場合はトリマーさんに伝え、サロンに行く頻度やサロンでの施術メニューを一緒に決めましょう。
持病や手術経験を聞いてくれる
犬が持病を持っていたり、病気や怪我で手術をした経験がある場合はトリミングの際にも注意をしなければなりません。
手術した所や腰痛など持病の場所により、トリミングする際の立たせ方など、愛犬の体に負担がかからないように配慮してくれるサロンを選びましょう。
健康状態など気付いた様子を知らせてくれる
トリマーさんは犬の体や被毛・皮膚を触るので、皮膚や目・耳・爪の状態などの変化にすぐに気づくことができます。
症状に合わせたメニューを提案してくれたり、場合によっては病院にいくことをおすすめするなど愛犬の健康に配慮をしてくれるサロンは信頼できます。
トリミング中の安全面に配慮している
トリミング中に目を離した隙に台から落下して怪我をした・ハサミやバリカンで怪我をしたという事例もあります。
事前にサロンを見に行ってトリミングを安全に行っているかを確認したり、可能であれば利用者の声を聞いて見たりすることもおすすめです。
サロンでの施術を維持するのもおすすめ
一般的にトリミング頻度は1.2ヶ月に1回が良いとされています。同じ犬種であっても毛が伸びる早さが違ったり、毛の量が違ったりするので個体に合ったペースでサロンに行きましょう。
なかなか行けない場合は、サロンで施術してもらった状態を維持するのもおすすめでです。丁寧にブラッシングして、伸びた毛を少しずつ整えていくだけでも綺麗な状態を維持することができます。長く伸びすぎてしまった毛を自分でカットするのは難しいのでこまめにお手入れをしてあげましょう。
まとめ
トリミング料金やサロンの選び方について紹介しましたがいかがでしたか?大きさや犬種によって、トリミング内容は変わりますので行く前に調べてみましょう。
また、サロンに連れて行って怪我をしてしまったりということになってしまっては愛犬もトリミングを嫌いになってしまいます。
愛犬を安心して任せられるトリマーさんに出会えるよう事前に問い合わせやカウンセリングをしたりして、トリマーさんとの相性を確かめてみることをおすすめします。