愛犬家の皆さんこんにちは!
今回は避妊手術に関するコラムになります。
避妊手術は犬を守るとともに我々と犬のトラブルを防ぐことができます。
そのため、多くの飼い主は自身の飼う犬が雌の場合に避妊手術を受けさせることが一般的になっています。
加えて、避妊について2種類の避妊手術があります。
先ず一つ目は、卵巣のみの摘出手術(卵巣摘出術)、2つ目は卵巣と子宮の両方を摘出する手術(卵巣子宮摘出術)です。近頃は、卵巣子宮摘出術を行うのが一般的になっている傾向ですが、近くの動物病院に行く際は病院の獣医さんと話し合いをし、意見を酌み交わして選択しましょう。
さて、そんな避妊手術ですが、手術をするまで入院して退院まで数日かかることも少なくありません。しかし、日帰りでも勿論避妊手術は可能です。
今回は「日帰り避妊手術のメリット・デメリット」について一緒に考えていきましょう。
日帰り避妊手術、避妊手術についての基礎知識
通常の避妊手術と大きく違うことは手術後の通院回数です。
日帰りということもあり、犬の経過観察を行うため1~2週間の間に3,4回の通院があります。
また、経過観察を合わせた入院を伴わないため犬が不慣れな場所で感じる精神的不安からのストレスも軽減することができます。
基本的に日帰り手術と通常の手術では病院内に長くいるか短くいるかが違いになってきます。犬のストレスを緩和し、術前後の不安を改善してあげることが、健康だけでなく犬と飼い主の信頼関係につながっていきます。
避妊手術の適齢期は生後6ヶ月~といわれています。まだおうちに迎えて日が浅い場合は環境適応への時間がかかりますので発情期前までに環境に慣れさせ、病院へ連れて行ってあげることがベストです。
次に、術前の絶食についてですが動物病院によって若干の違いはありますが術前の12~6時間させる必要があります。
ご飯への食いつきが良くない日が続いている場合は手術にも体力が必要ですので、再度日を改めるなどコンディションも見極めてあげましょう。
日帰り避妊手術のメリット
日帰り避妊手術のメリットといえば前述したとおり、入院期間の短さによるストレスの少なさがあげられます。
術後は不安によるストレスや麻酔の副作用で震えを引き起こす場合があります。そのためにも、おうちの中で休ませてあげると、
- 犬にとってベストな環境で術後経過を観察出来る
- 慣れない環境でのストレスを緩和できる
- 犬の術後震え対策
等のメリットがあげられます。
また、日帰り手術ではありませんが避妊手術のメリットとしては
- 望まない妊娠の心配がない
- 生理トラブルに悩まなくなる
- 特定の病気(癌や炎症)にかからなくなる
- 発情に伴うストレスがなくなる
等あります。
避妊によるトラブルから数十年一緒に寄り添う家族を守ってあげましょう。
日帰り避妊手術のデメリット
日帰り手術のデメリットは経過観察の際に獣医さんの処置がすぐに受けられないことがあげられます。万が一の際に獣医さんからの手助けが受けられないのは飼い主としても不安がありますよね。
そのため、リスクを少しでも軽減するために日帰り避妊手術は動物病院まで10~20分圏内にご自宅や犬の住処がない方は避けた方がよいかもしれませんね。
また、飼い主側の過度な心配や、接触で術後精神が安定しない犬にとってストレスをかけてしまう可能性もあります。
病院から帰ってきたら、ご自宅での接し方に気を付けましょう。
具体的には、
- 必要以上に声をかけない
- 一緒の時間を過ごす
- 適温で好きな場所にいさせてあげる
- 必要以上に触れあわない
など犬のストレスを少しでも和らげてあげましょう。
最後に
ご精読ありがとうございました。
犬の精神状態や、動物病院までの距離を加味したうえで日帰りかそうでないかを決めることがお勧めです。
勿論、自分の目の届く範囲で愛する家族を見守っていたい気持ちもわかりますが、不安な場合は迷わずに勇気をもって動物病院に入院させてあげることも大切な処置の一つです。
飼い主目線よりも、犬目線を優先して避妊手術と向き合っていきましょう。
今回のコラムが読者の皆さんのお役に立てたら幸いです!
手術の際には犬の体力も使います。
健康は食事から!
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それではまた次回お会いいたしましょう!