盲導犬について知ろう!可愛い一面も!

愛犬家の皆さんこんにちは!

最近はいかがお過ごしでしょうか。

犬は気温の変化に敏感な生き物ですよね。

暑い夏や寒い冬を彼らに快適に過ごしてほしいと思うことは飼い主であれば当然です。

そのため気候変動が激しい昨今は、室温の調整や散歩の時間帯など気を張り巡らせることが多く、手間取ることも多いかと思います。

しかし、犬も人間と同じことを考えているかもしれません。

一般的にペットとして時間を共にする事が多い犬ですが、太古から犬は人間のパートナーとして狩猟や採集、見張り役として共存してきました。

犬と人間の共存関係は現代の生活にも続いています。

最たる例として盲導犬があげられます。

現代社会において盲導犬は徐々に減少している傾向にありますが、彼らは常に必要とされている存在です。

そんな盲導犬について今回は紹介させて頂こうかと思います。

盲導犬について

さて、皆さんはどれだけ盲導犬について知っていますか?

盲導犬は目の不自由な方が安全に目的地へいけるよう障害物を避けたり、段差を教えてくれたり、歩行の手助けをしてくれることは常識ですよね。

それではより詳しく、盲導犬について知っていきましょう。

盲導犬は1978年(昭和53年)の道路交通法の改正を機に盲導犬に関する規定が定められました。盲導犬は、「身体障害者補助犬法」という法律に基づいて認定された犬で、特別な訓練をうけているため、公共施設や交通機関をはじめ、飲食店やスーパー、ホテルなど様々な場所に同伴することができます。目の不自由な人の行く場所へ必ずサポートしてくれるかけがえのない存在です。

盲導犬かどうか見極める上で一番わかりやすい点は、体につけている白い胴輪のようなハーネスです。ハーネスを通して盲導犬の動きが盲導犬ユーザー(使用者)に伝わり、安全に歩くことができます。目の不自由な人は、ハーネスが少し左に動いて止まると左に角がある、ハーネスが少し上に動いて止まると昇りの段差か階段があると感知することができます。ハーネスの動きから伝わる情報が目の不自由な人の安全な歩行を支えます。

また、盲導犬は動物であることを忘れてはいけません。食事やトイレの世話、勿論シャンプーやブラッシングなど、通常の犬と同じ扱いをしなくてはいけません。安全に歩くことを助けてくれるだけでなく、犬としての可愛い一面も持っています。盲導犬は、目の不自由な人にとって家族の一員でもありサポートしてくれる生活のパートナーなのです。

盲導犬の一生

続いて盲導犬の一生について触れていきましょう!

彼らの人間に尽くす生涯・姿勢は盲導犬を知っていくうえで必要な知識です。

彼らの生涯は大まかに分けると

  1. 誕生
  2. 訓練期間
  3. 目の見えない人のサポート
  4. 引退

に分けられます。2,3の項目で約10年人に尽くす盲導犬は人間における人生の50年ほどに相当します。彼らの生涯の半分以上を人間のサポートに充てることは中々出来ることではありません。

それでは、少し細かく見ていきましょう。

1.誕生

生まれてから訓練までの期間は母犬や兄弟とともに過ごす期間と、ブリーダーと過ごす期間に分けられます。生後2か月までは子犬たちが母犬や兄弟たちと一緒に過ごし、その後1歳になるまでの約10ヶ月間は、パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で愛情に包まれながら育ちます。パピーウォーカーさんと一緒にいるうちに「人間社会」への適応が必要になってきます。電車や車の音、雨や雪など、色々な場所に一緒にでかけ、人間と生活する社会を経験していきます。

2.訓練期間

訓練は大きく分けて3つの段階があり、最終評価をつけられ最前線へ導入されていきます。

(1)基本訓練

(2)誘導訓練

(3)共同訓練

訓練は上記3つに分けられ、上から順に訓練されていきます。

(2)と(3)の間に盲導犬として適性があるかの評価がつけられる試験があり、盲導犬の育成の最終段階へ移行していきます。

訓練期間中に目の不自由な人への伝達方法や、危機回避法を学びます。

具体的には、看板、自転車、駐停車中の車、通行人などの障害物をよけて歩く訓練があります。 白杖では、高い場所にある障害物を発見することが難しいですが、盲導犬は高いところにある障害物も避けられるように訓練されます。

3.目の見えない人のサポート

卒業後は、目の不自由な人と盲導犬の新しい生活が始まります。訓練士とともに、通勤や買い物など、普段使う道で盲導犬との歩行を確認していきます。その後も定期的に盲導犬と担当訓練士が生活で使う道や場所の確認を行っていきます。

4.引退

盲導犬は年齢として10歳前後で盲導犬ユーザーと別れて引退します。引退後は仲間たちと施設でのんびり過ごしたりします。10年ほど一緒に寄り添った盲導犬ユーザーは、引退した犬の様子を聞きにいったりします。やはり人生をともに過ごしたパートナ-が何をしているか気になりますよね。

以上が、大まかに分けた盲導犬の一生になります。

「日本盲導犬協会」のページにはより細かく一生の流れが記載されているので気になる方は見てみても良いかもしれませんね。

最後に

ご精読いただき、誠にありがとうございました!

今回の記事で盲導犬について少しでも知ってもらえたら幸いです。

一生の半分以上を人のサポートに尽くす彼らの姿は尊敬や敬意を払いたくなるほどですよね。気になる方は自身で調べてみても良いかもしれません。

それではまた次回お会いいたしましょう!

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