老犬がご飯を食べてくれない!? 原因と対処方法

一緒に生活してきた犬がご飯を食べてくれなくなると不安になりますが、それが老犬ともなると、何かの病気なのか?老化が進んでいるのか?など、余計に不安になってしまいますよね。

老犬とは一般的に小型、中型犬であれば7~8歳以降、大型犬であれば6~7歳以降です。

犬に健康な状態を維持してもらう為にも、きちんと飼い主が理解を深めていく必要があります。

今回はそんな老犬がご飯を食べてくれない時の原因と対処方法を紹介していきます。

老犬がご飯を食べてくれない原因

犬がご飯を食べてくれない、というのは老犬に限らず子犬や成犬でもありますが、今回はその中でも老犬に注目した時、大きく分けると2つの原因があります。

老化

人間と同じように犬も歳を重ねていくうちにだんだんと老化し、年齢とともに体が変化し、味の好みが変わ理、味の好みが変われば今まで食べていたご飯を嫌がる事があります。

また、人間も同じですが歳を取っていくと固い物を食べられなかったり、呑み込めなくて喉につまらせてしまうなんて事がありますよね。

噛む力や飲み込む力、さらには消化器官などもだんだんと低下していくため、成犬の時と同じ様なご飯を食べる事ができなくなっていく事があります。

このように成犬の時と比べると様々な機能が低下していくため必然的に運動量が低下していき、運動量が低下していくと消費カロリーが少なくなりご飯をあまり食べなくなります。

無理な運動をさせるわけにもいかない為、運動不足を解消するのも難しい場合があります。

病気やケガ

これは老犬に限らずですが、病気やケガが原因でご飯を食べていない可能性があります。

人間も体調が悪かったり、口の中をケガしていたりしたら、ご飯を食べなくなる事がありますよね。

犬も同じように病気などで体調が悪かったり、どこかをケガしていて食欲がなくなっている可能性があります。

ご飯を食べない時の対処方法

運動量を増やす

運動量を増やす事で消費カロリーが多くなる為、ご飯を食べるようになります。

散歩などにでかけるのが一般的ですが、雨や雪の日などは家でできる運動を覚えさせておきましょう。

例えばおもちゃを投げて取ってきてもらうなど、家の中でも遊びながら運動をする事で、運動不足を解消できます。

ご飯を変えてみる

年齢の変化により、ご飯の好みが変わっている可能性があります。

ドッグフードの場合は違うものに変えてみたり、固いドライドッグフードではなく、柔らかいウェットドッグフードに変えてみるなど、犬が好むドッグフードを与えて様子を見てみましょう。

また、ドッグフードには子犬用、成犬用、老犬用(シニア用)と、年齢に合わせたドッグフードがあります。

老犬用ドッグフードの場合は歯に優しく柔らかめになっていたり、関節にいい成分(コラーゲン、グルコサミン)などが多く含まれています。

柔らかいのは食べやすさとして分かりやすいですが、関節にいい成分が入っている事によって犬の関節の健康を保つ事ができ、運動量の増加に繋がります。

運動量が増えればその分消費カロリーが増えるので必然と食事をとるようになります。

ご飯の与え方を変えてみる

同じご飯であっても与え方を変える事で食べてくれるようになる事があります。

犬は嗅覚が人間よりもかなりいいので、電子レンジなどで温めた器にご飯を入れる事で、温められたご飯の匂いが老犬の食欲をかきたててくれる事があります。

また、老化で歯が弱っていて固いご飯を食べられないという場合もあるので、水に少し浸して柔らかくしてあげる事で食べられるようになります。

水分を含ませる事で水分補給も一緒にできるので、ご飯を食べない時の危険である脱水症状も防ぐ事ができます。

まずは犬に合ったご飯を与えてあげられているか確認してみましょう。

動物病院を受診する

ご飯を食べない以外にも、嘔吐や下痢、落ち着きがないなど、他の症状も出ている場合は病気やケガをしている可能性があります。

その場合はできるだけ早く動物病院で受診をしてください。

「大丈夫かも」と思ってそのままにしていると取り返しのつかない自体になる事や、さらに犬がご飯を2日以上食べていない場合は、命の危険もあります。

明らかに異常を感じた場合は動物病院で受診をするのが1番なので、ご飯を食べない以外に異常がない場合でも、ご飯を変えたり運動量を増やしても改善できない場合は、何かしらの異変がある可能性もあるので念の為、動物病院を受診しましょう。

ご飯を食べない時にあげるおやつや人間のご飯

犬がご飯を食べてくれないからといって、おやつや人間のご飯を与えてもいいのでしょうか?

ご飯を食べられていない時に、高カロリーなおやつや人間のご飯をあげたくなる気持ちは分かります。

老犬の場合は1日ご飯を食べないだけでも徐々に衰退してしまうのも事実です。

その為、一時的におやつや人間のご飯を与えるのは問題がありません。

しかしながら、長期的におやつや人間のご飯を与え続けるのはオススメしません。

犬のおやつとはいえ、ドッグフードなどと比べると栄養のバランスが悪いため、健康を維持する事が難しくなるからです。

これは人間のご飯を与えるのも同じですね。

犬はもともと肉食動物ですので、必要な栄養バランスが人間とは少し異なり、人間の食べ物は犬にとっては高カロリー過ぎるので肥満になる可能性が高いです。

老犬にとって肥満は様々な病気やケガの原因となるので極力避けたいので、かわいそうだからといって、おやつや人間のご飯を与える前に、対処方法で紹介した、ご飯を変えたり、与え方を変える事で改善ができないか試してみましょう。

老犬にオススメのドッグフード

犬猫生活ドッグフード

犬猫生活は関節をサポートするグルコサミン・コンドロイチンが配合されていたり、筋肉を維持するためのタンパク質を老犬に合わせて配合されているなど、6つの健康サポート要素が含まれているドライドッグフードです。

老犬の為に作られており、食いつきもいいと評判。

また、このドッグフードは国内産ですので輸送などに時間がかかりません。

海外発送の物だと郵送している間にも徐々に酸化し、その酸化を防ぐ為に保存料などが使われている場合があります。

国内産という事で保存料もなく、新鮮なままのドッグフードを老犬に与える事ができます。

ブッチ

ブッチは水分含有量が70%以上あり、高タンパク質、低脂肪のウェットドッグフードです。

犬は食感をとても重視するので、ドライドッグフードよりもウェットドッグフードを好みます。

また、歯が弱くなってきている老犬にも食べやすい為、ご飯を食べない時にはブッチを与えるとぺろりと食べてしまう事があります。

ただし、ウェットドッグフードばかりを与えているとさらに歯が弱くなる可能性があるので、ドライドッグフードと混ぜてあげる事をオススメします。

安心犬活

安心犬活は添加物不使用、人間でも食べられる国内産原材料を使用、嗜好性を上げる為のオイルコーティングをしていない、低温低圧製法で素材の栄養素と美味しさをキープなど、健康と安心に重きを置いたドライドッグフードです。

まとめ

犬も人間と同様に歳を重ねていくうちに様々な機能が低下していきます。

それは生きていく中では当たり前の事です。

その中で少しでも健康でいてもらうために、与えるご飯の種類や与え方など、きちんと犬に合った物を選んでいきたいですね。

また、どうしても犬がご飯を食べてくれない時は、きちんと知識のある動物病院に相談をしてみましょう。

犬も大切な家族の一員です。普段から観察して犬にあった生活ができるように心がけましょう。

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