缶詰ドッグフードってどうなの? メリット・デメリットを解説

普段は犬にドライドッグフードを与えていても、たまに缶詰のドッグフードを与えている方もいるのではないでしょうか。ドライドッグフードよりも缶詰のドッグフードの方が食いつきがよく、夢中で食べているという感じがしますよね。

しかし缶詰ドッグフードは果たして健康にいいのか? 与え続けてもいいのか? 不安に思う方もいるかと思います。今回はそんな缶詰ドッグフードのメリット・デメリットを解説します。

缶詰ドッグフードのメリット・デメリット

缶詰ドッグフードやドライドッグフードはそれぞれに特徴があるので、メリット・デメリットを理解してから犬に与える必要があります。

缶詰ドッグフードのメリット

・やわらかい

ドライドッグフードよりも柔らかくお肉に近い食感があります。犬は本来肉食動物のため、お肉に近い食感を好みます。
柔らかいため老犬や病気で固いフードを食べられない犬、歯にトラブルがある犬に与えることもできます。

・食いつきがいい

柔らかくお肉に近い食感に加え、缶詰ドッグフードは水分が多く、匂いも強めになっているので犬の食欲をそそることができます。ドライドッグフードと混ぜて与えると、食欲が低くなっている犬の食欲回復を促せます。

・水分補給になる

なかなか水を飲んでくれない犬もいますよね。缶詰ドッグフードなら水分が70%以上含まれているため、食事をしながら水分補給することができます。
水分をとる量が少ないと尿路結石ができやすくなってしまうので、予防の為に缶詰ドッグフードを与えるのも手です。

・カロリーが高い

缶詰ドッグフードは基本的にほかのドッグフードよりカロリーが高いので、カロリーが必要な老犬や病気の犬には有効です。
ただし、カロリーのとり過ぎはデメリットになることもあります。

・保管期間が長い(未開封)

缶詰ドッグフードは未開封なら長期間保管することが可能です。
ドライドッグフードは未開封で長くて1年ほどと言われていますが、未開封の缶詰ドッグフードは2〜3年程保管できます。

缶詰ドッグフードのデメリット

・虫歯や歯周病になりやすい

缶詰ドッグフードはドライドッグフードに比べると柔らかいため、口の中に残りやすいのが特徴です。口の中に残ったドッグフードが原因で虫歯や歯周病になりやすくなります。
缶詰ドッグフードを与える場合は、食後にきちんと歯磨きをしてあげるようにしましょう。

・太りやすい

ドライドッグフードよりもカロリーが高いため、犬に必要なカロリーを超えて摂取させてしまう可能性があります。ちょっと太っている犬は可愛く思えますが、肥満は病気やケガを引き起こす原因になりかねないので、きちんと犬に合った缶詰ドッグフードを選ぶ必要があります。

・保管期間が短い(開封後)

未開封の缶詰ドッグフードはかなり長期間保管ができますが、開封をしてしまうと極端に保管できる期間が短くなります。開封した場合はできるだけその日のうちに与えて、長くても2日以内には消費しましょう。

・価格が高い

ドライドッグフードと比べると、缶詰ドッグフードは量に対して価格が高く設定されています。毎日与えるものですので、少しでも価格を抑えたいと思う方にはあまりお勧めができません。

・ドライドッグフードを食べなくなる

メリットの章で説明したように、缶詰ドッグフードは柔らかく水分も多いため、犬は喜んで食べてくれます。しかし、その食事を覚えてしまうと、固くて食べにくいドライドッグフードを食べなくなる可能性があります。
ドライドッグフードも併用していきたい場合は、缶詰ドッグフードとドライドッグフードを混ぜて与える事をお勧めします。

オススメ缶詰ドッグフード

缶詰ドッグフードを与えるとき、どの缶詰フードを与えればいいのでしょうか?
オススメの缶詰ドッグフードをいくつかご紹介しますので、飼っている犬にあった物を探してみてください。

デビフペット「ささみ&レバーミンチ」

鶏肉のささみと鶏肉のレバーを使用した栄養総合食です。
着色料、発色剤などが使用されていないので幼犬~成犬まで幅広い年齢の犬に与える事ができます。子犬や出産前の犬などに栄養補給・主食として効果的です。

ペティグリー「ビーフ&緑黄色野菜」

子犬にオススメの缶詰ドッグフードです。
子犬に合わせた栄養をバランスよく摂取する事ができます。缶詰の表面に与える量や年齢などが記載されているので、いつから与えたらいいのか、どのくらい与えればいいのかが一目瞭然です。

いなばペットフード「とろり とりささみ・牛肉入り」

成犬にオススメの缶詰ドッグフードです。
名前の通りとろみのあるスープで、食事と共に水分補給を行うことができます。低脂肪なささみを使用することで満足感をUPさせています。食材にもこだわっていて、国産でスープには名古屋コーチンエキスが入っている高品質な缶詰です。

デビフペット「シニア犬の食事 ささみ」

老犬にオススメの缶詰ドッグフードです。
鶏肉ささみのミンチにさつまいものペーストを混ぜて作られていて、とても柔らかいのが特徴です。歯が弱くなっていたり噛む力が弱くなっていても安心して与えることができます。
価格がリーズナブルなので、ご飯を食べなくなってしまった老犬などにも試しやすいですね。

まとめ

缶詰ドッグフードには様々なメリットやデメリットがあることがわかりましたね。愛犬に必要な栄養や量を摂取させることができるか、きちんと品質を保って与えることができるのかなど、状態を確認しながら選ぶ必要があります。
飼っている犬のためにも、きちんとした食事を提供できるように心がけましょう。

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