犬の耳の痒み徹底対策!原因・治療法・をまとめて紹介

愛犬家の皆さんこんちは!
本日は前回の犬の痒みに引き続き「痒み」対策についてご紹介します!

最近はより寒さも増し、乾燥しますよね。人だけでなく犬の肌トラブルも考慮して生活すると尚良しです!

犬の痒みの原因とは?

まず最初は「痒みの原因」についてです。肌の痒みは「肌の角質層のダメージが原因」で、肌のバリアが外気や紫外線などによって劣化し、外気などによる刺激が人や動物に「痒み」として認識されます。

犬は、「痒み」の中でも「外耳炎」という形で耳の痒みトラブルに悩ませられることが多く

  • 耳の構造
  • 異物
  • アレルギー
  • 寄生虫
  • 細菌
  • 真菌

などの要因によって痒みが引き起こされます。

中でも耳が垂れた犬種が「外耳炎」になりやすく、年齢的に若い犬がなりやすいともいわれています。

アニコムの「家庭どうぶつ白書」によると、日本での好発犬種には、

  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ラブラドール・レトリバー
  • キャバリア・キング・チャーリーズ・スパニエル
  • フレンチ・ブルドック
  • パグ

などが含まれることが統計から分かっています。

それでは、今回のメインテーマ「痒みの対策」について迫っていきましょう!

犬の痒み対策!

「犬の痒み」の対策や発見方法について

犬が頭をよく振るときは耳周りでのトラブルが起きている可能性が大きいです。痒みだけでなく黒い耳垢がたまり、耳ダニ感染症(耳疥癬・ミミヒゼンダニ感染症)の可能性も考えられます。

犬の耳は構造が複雑で通気性が悪い為、耳垢に細菌が繁殖して炎症をおこし、外耳炎の原因になります。外耳炎を起こしている場合、独特の臭いがするようになり、耳をめくったときに臭いと感じたら、すぐに外耳炎を疑いましょう。

発見方法や対策としては、垂れている耳や耳の中に毛が多い犬の場合は発症しやすい傾向にあるので、耳の中に汚れや異物がないかを日ごろから耳掃除をして清潔にしてあげることが大切です。しかし、間違った耳掃除で外耳道を傷つけると、それも外耳炎の原因となるので注意しおこないましょう♪

また、耳ダニ感染症を予防するためにはダニ駆除作用のある内服薬やスポット薬を使ってダニの寄生を防ぐことができます!

「犬の痒み」の治療方法について

「犬との暮らし大百科」では以下のようにまとめられています。

耳道内の清浄

外耳炎を治療するうえで重要なこととして、耳道内の汚れを取り除くことがあります。感染や炎症を抑えるための点耳薬を投薬するとき、耳道内が汚れたままでは薬の効果が100%得られません。ただし、炎症が外耳道よりもっと奥に波及している場合や耳道が重度に腫脹している場合など、積極的に洗浄を行わない方が望ましい場合もあります。耳の洗浄は耳専用の洗浄液を使って行いますが、その方法を誤ってしまうと、外耳炎を悪化させてしまうので、必ず獣医師の指導を受けましょう。

点耳薬

かゆみや炎症を抑える薬、二次感染を抑える抗菌薬や抗真菌薬など症状や原因に合わせて使用します。一日数回投与が必要な薬もあれば、1週間効果が持続する薬など種類はさまざまです。

駆虫薬

寄生虫による外耳炎の場合には、原因である寄生虫を駆虫する必要があります。外耳道以外の皮膚にも寄生している可能性が高いので、駆虫薬の全身投与を行います。

アレルギーの治療

外耳炎の原因として食事アレルギーもしくはアトピー性皮膚炎が疑われる場合、耳の炎症や感染を抑える治療とは別に、アレルギー疾患に対する治療を行っていきます。

治療期間はどのくらい?

外耳炎の治療は、原因や症状の度合いによって変わってきますが、2~4週間の治療が必要になることが一般的です。かゆみがなくなったから、耳垢が減ったからと、薬を早い段階でやめてしまうと、症状が再発してくる可能性があるので、1~2週間に1回獣医師がチェックをしながら治療期間を検討していきます。また、外耳炎の原因に基礎疾患としてアレルギーを持つ場合、その診断・治療には数ヶ月かかります。

といったように、症状によって合わせた治療法を選ぶと良いかもしれませんね♪

それ以外にも、原因に合わせてしっかりとした処置を行ってあげることが犬との信頼関係をより構築して行くきっかけになるのではないでしょうか!

加えて、犬の皮膚は表皮が人間の1/5程度の厚みしかないため、人間より薄いデリケートな肌となっています。そのため、人間と比べて弱アルカリ性で細菌が繁殖しやすく、細菌などの病原体が繁殖しやすい環境故に、人間と比べ犬は皮膚病にかかりやすいのです。

表皮の一番下にある基底層は、新しい細胞を作り、細胞は日に日に角質層まで押し上げられ、最後にははがれ落ちます。これは皮膚のターンオーバーと呼ばれ、人間の場合は約28日サイクルです。犬は、約20日と短いサイクルで、ターンオーバーの周期が何らかの原因で短くなると、新しく作り出される細胞が不完全なままフケとなり、はがれ落ちます。皮膚病を引き起こす細菌は、このフケをエサにしておりターンオーバーの周期が短くなることでエサが増える為、細菌は繁殖しやすくなります。

この肌の仕組みを知ることで、犬の皮膚トラブルを少しでも防ぎましょう♪

最後に

ご清聴ありがとうございました!

この時期は何かと肌トラブルが増えますよね!

犬の肌も定期的に見ていきしっかりケアしてあげましょう♪

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