愛犬のトリミング頻度は? メリットや注意点も紹介!

大切な愛犬の定期的なトリミングをしてあげていますか?
トリミングはただ見た目を綺麗に保つだけではなく、皮膚などの健康維持にも大いに役立ちます。

初めて犬を飼うと、トリミングは必要なことなのか、必要であればどれくらいの頻度でトリミングをするべきなのか悩まれるかと思います。
今回の記事では、トリミングをする理由や注意点をご紹介します。

そもそもトリミングとは?

トリミングとは、ペットの毛をカットして整えることを言いますが、サロンなどではカットやシャンプー、入浴なども含めるのが一般的になっています。

トリミングは犬の皮膚や毛に良い効果をもたらします。
体を清潔に保つことは大切な愛犬を病気や感染症から守ることにつながるためです。

トリミングサロンで行う「トリミング」の内容

以下が基本の流れです。

  1. 皮膚や毛の状態をチェック
  2. シャンプー
  3. 乾かす
  4. カット

サロンによっては、爪のお手入れや耳掃除、肛門の絞りまでしてくれるところもあります。
肛門や陰部などは、気温の変化などによって菌が繁殖しやすい部分なので、短めにカットして感染症を防ぐことが愛犬の健康への第一歩になります。

トリミングをすることでのメリット

見た目

犬のカットには沢山の種類があります。見た目を変化させたり美しくしたりする楽しみが増えることがメリットの1つです!

皮膚や被毛を清潔に保つ

定期的にトリミングすることで犬の体調変化や皮膚の状態に早めに気づくことができます。
犬は我慢強いところがあり、病気や悪い所があっても隠してしまいます。普段の生活の中ではなかなか気づけない部分も多いのです。
また抜け毛が絡んでもつれてしまうことを防ぐこともでき、皮膚予防にも大変おススメです。

快適な生活

夏の暑い時期になると、愛犬の毛を極端に短くしてほしいと言う飼い主が増えるようです。しかし、暑さ対策としては逆効果になる場合もあるので気を付けましょう。

犬の被毛は、弱い皮膚を外部の刺激から保護する役割があります。どのくらいの長さがベストなのかわからない時はトリマーにしっかり相談して下さい。

トリミングのベストな頻度は?

わざわざサロンへ連れて行かなくても、飼い主さん自身が愛犬の伸びすぎた被毛をカットしたり、毛のもつれをブラッシングなどでとってあげたりすることもできます。
しかし、体のケアや健康維持という意味では、定期的にサロンへ連れて行くことがおススメです!

トリミングの頻度は、健康な犬であれば1ヶ月〜2ヶ月に1回ほどがおススメとされていますが、毛の長さや皮膚病の有無によって異なってきます。

お散歩があまり好きではない犬は、アスファルトなどで爪が削られる機会が減ることで巻き爪になってしまうケースがあります。サロンで切ってもらえば安心です。
また肛門絞りもお家でやることは難しく、長く放置していると破裂してしまう恐れもあるので、トリミングに出して定期的にやってもらうのがいいでしょう。

具体的な頻度は、トリマーや獣医師としっかり相談した上で決めることが最善です!

長毛種のトリミングは頻繁に

・ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、プードル、シーズー、マルチーズ など

いわゆる長毛のトイ種と呼ばれている犬種は、毛が長く汚れが付着しやすくなっています。
1ヶ月〜1ヶ月半に1回くらいの頻度でトリミングをすることをおススメします!

短毛種のトリミングは控えめに

・パグ、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ピンシャー など

短毛の犬種は頻繁なトリミングの必要はありません。
逆に洗浄によって皮膚が傷んでしまうこともあるため、期間は2ヶ月半〜3ヶ月ほどでも良いでしょう!

皮膚のケアのためにトリミングがおすすめの犬種

・柴犬、ミニチュア・ダックスフンド など

上記の犬種は皮膚病になりやすくなっています。皮膚のケアとして頻繁な入浴やシャンプーが効果的な場合もあります。

シャンプーの効果と注意点

皮膚の汚れは新陳代謝を妨げ、刺激となってしまいます。
余分な皮脂を浮かせて、汚れを効果的に落とさなければなりません。

シャンプーの効果

皮脂を浮かせることで、刺激となる汚れを除去できます。
専用のシャンプーを使えば、感染を起こしてしまう菌やカビなども洗い落すことが可能です。

シャンプーの注意点

シャンプーの原料の界面活性剤とクレンジング剤には、効率的に皮脂を浮かせる効果があります。
種類や使用頻度によっては、必要最低限の皮脂まで落としてしまうため、逆に悪い影響が出てしまうこともあるため注意しましょう。

入浴の効果と注意点

入浴の効果

皮膚全体のケアを簡単にすることができ、シャンプーの前のすすぎにもなります。
入浴は角質を柔らかくする効果もあるため、入浴剤などを使用すれば皮膚の弱い犬でもシャンプーと同様に汚れ除去効果も期待できるでしょう。

入浴の注意点

ただのお湯での入力は、体に必要な皮脂まで流れてしまい保湿効果が低下することがあります。入浴剤の使用がおススメです。

家庭でできるブラッシングについて

犬の毛の生え変わり時期を換毛期と言います。
換毛期にはこまめにブラッシングをしてあげないと、毛がもつれてしまったり絡んで毛玉になったりします。もつれや毛玉を無理にとかそうとすると、皮膚が引っ張られるため痛みが生じてしまいます。

普段からブラッシングを定期的にしていれば、痛みなどによるストレスの軽減にもなります。小さい頃から慣れさせることで習慣にできます。
頑張ったご褒美にたくさん褒めてあげてみて下さい!

最後に

トリミングを定期的にしてあげることは、大切な愛犬にたくさんメリットがあります!
愛犬の体をチェックすることで病気の早期発見にもつながります。
さらに流行の可愛いカットにしてもらった愛犬を見るのも飼い主の楽しみの1つです!

家庭でお手入れをする場合は、愛犬とのコミュニケーションにもなります。『こんなところにこんな模様があったんだ!』など、新しい発見があるかもしれません!
ブラッシング中にいい子にできたらたくさん褒めてあげるのを忘れないであげてくださいね。

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