ドッグフードの情報はたくさんあるけれど、本当に良いドッグフードとは一体何だろう?と考えたことはありませんか?
- 高級かお手頃か
- 見た目や香りか
- 口コミの評価が高いか
など、飼い主さんによって「本当に良いドッグフード」の考え方はそれぞれでしょう。
しかし、本当に良いドッグフードとは、愛犬が安全に食べられ、健康維持ができること、飼い主さんが安心して与え続けられることではないでしょうか。
この記事では、本当に良いドッグフードを見極めるための5つのポイントについてご紹介します。本当に良いドッグフードの見極め方を知って、愛犬の健康維持に役立ててもらえたらと思います。
犬に良いドッグフードを与える目的を決める
「良いドッグフード」の概念は、目的によっても変わるでしょう。
ドッグフードには、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」によって示された分類を表記することが義務付けられており、表記を見ることで、与える目的に合ったドッグフードかどうかを確認することができます。
たとえば、主食で与えたいと考えるのであれば、摂取すべき栄養が計算されて入っていて不足がなく、あとは水分を与えていればよい「総合栄養食」とよばれるドッグフードがおすすめです。
また、総合栄養食におかずのようなものをプラスしたいときは「一般食」とよばれるドッグフード、おやつを与えたいときは、「間食」「スナック」を選びます。おやつを与える場合は、主食を調整してカロリー過多にならないようにしましょう。
その他、栄養素を補う場合は「栄養補完食」、食事療法用としてなら「療法食」と記載されているものを選びます。
良いドッグフードを見極めるための5つのポイント
良いドッグフードの基本は、愛犬が安全に食べられ、健康維持ができること、飼い主さんが安心して与え続けられることです。
では、どのような条件を満たせば、安全に健康維持でき、安心して与えれる良いドッグフードといえるのでしょうか? ここでは、良いドッグフードを見極めるための5つのポイントをご紹介します。
動物性たんぱく質が主原料
犬は、本来肉食動物です。そのため、植物性タンパク質よりも動物性タンパク質を消化する能力が高いため、犬にとっては動物性タンパク質が主原料のフードが良いとされています。
また骨や筋肉、毛や皮膚はたんぱく質でできており、よい身体づくりのためには、動物性たんぱく質が40%以上配合されているものがおすすめです。一般的に、動物性タンパク質が多く含まれているドッグフードの方が喜んで食べてくれます。これらの条件をふまえ、愛犬が喜んで食べてくれるものを選んであげましょう。
着色料・保存料が無添加
着色料や保存料などの添加物には、発がん性の疑いが持たれているものもあります。
近年は、無添加にこだわったドッグフードも増えていますが、着色料や香料、保存料などの一部を除外しただけでも「無添加」と表記している場合もあります。着色料や保存料などの添加物についての表記は、“100%”や“完全”のとされているものが安心です。
栄養バランス
毎日食べるドッグフードにとって、栄養バランスはとても重要なポイントです。
まずは
- 水
- 炭水化物
- 脂肪
- たんぱく質
- ビタミン
- ミネラル
など犬に必要な栄養素がバランスよく配合されているかを確認しましょう。
さらに、涙やけや毛並みのケアに良いとされる必須脂肪酸のオメガ3、関節ケアにもグルコサミン、コンドロイチンなど+αの栄養素が取れるドッグフードであれば、栄養保管食を与える必要がなくなります。
グレインフリー
犬は、植物性タンパク質の消化が苦手な生き物です。
栄養やダイエットを気にして肉類よりも穀物(グレイン)が多く含まれているドッグフードを選ぶと、血糖値が上がり、逆に太りやすくなる原因となったり、アレルギーの原因となったりする場合があります。そのため、穀物(グレイン)の含まれていない「グレインフリー」のドッグフードがおすすめです。
グレインフリーのドッグフードは、犬にとって消化の良い動物性タンパク質がメインのものが多く、便秘や下痢といった腸内トラブルや肥満を予防します。また、食物アレルギー対策になるだけでなく、毛艶も良くなるといわれています。
ドッグフードの価格
ドッグフードにかける予算の相場は、一般的に1㎏あたり2,000円前後といわれています。
ドッグフードは毎日食べるもの。だからといって、良いものだからと高価すぎるドッグフードを選ぶことは、家計に負担となり、与え続けることが難しくなるでしょう。そのため、コストパフォーマンスは重要です。
しかし、安価なものにこだわりすぎると、栄養が偏ったり、品質が劣ってしまったりする場合もあるため、ドッグフードは、栄養バランスと価格のバランスを考えたうえで選ぶ必要があります。
ドッグフードを食べた後の愛犬の体調を重視する
ドッグフードが愛犬に合ったものなのかは、食べた後の愛犬の体調から見極めてあげることが大切です。
飼い主さんが良いドッグフードを見つけたと思っていても、愛犬に下痢が続く、体を掻く、皮膚が赤くなるなどの症状が見られれば、消化不良やアレルギー反応をおこしていることが考えられ、愛犬の体質に合っていない可能性があります。
アレルギー症状は、主に原材料に反応していることが考えられるため、愛犬にとってのアレルゲンが分かれば、含まれていないドッグフードを選ぶことも可能です。アレルギーと思われる症状が出た場合は、速やかに獣医師に相談しましょう。
なお、下痢が続く場合は、胃腸を休ませるために絶食しながら、脱水症状にならないように水分を与えながら1日様子をみましょう。それでもよくならない場合は、獣医師に相談して、腸内環境を整えるサプリを処方してもらうのもおすすめです。
新しいドッグフードには徐々に切り替える
良いドッグフードを見つけたからといって、急に新しいドッグフードに切り替えると、愛犬の胃腸に負担がかかり、体調を崩すことがあります。そのため、新しいドッグフードは、1日で一気に切り替えるのではなく、これまで与えていたドッグフードに少量ずつ加えながら、1~2週間かけて少しずつ切り替えるようにしましょう。
おすすめの本当に良いドッグフード
ここまで、良いドッグフードの条件を確認してきました。
ドッグフード選びには、愛犬が安全に食べられ、健康維持ができ、飼い主さんが安心して与え続けられることが大切です。ここでは、これらの条件を満たす3種類の良いドッグフードをご紹介します。
ミシュワン
ミシュワンは、全犬種・全年齢期に対応しており、グレインフリー、無添加・高品質のプラチナムフード。人工着色料、人工甘味料不使用を使用しておらず、人も食べることのできるヒューマングレードの高品質なお肉を使用したドッグフードです。
皮膚疾患に良いとされる「オメガ3」、間接に良いとされる「グルコサミン」、「コンドロイチン」、「メチルスルフォニルメタン」を配合。消化の良い、高品質な動物性タンパク質(チキン、ターキー、サーモン)を60%以上使用しています。
モグワン
モグワンは、ココナッツオイル配合、着色料・香料不使用、グレインフリーのイギリス産のドッグフードで、手作りごはんのレシピから生まれた美味しさが特徴。主原料は、ヒューマングレードのお肉やお魚を使用。動物性タンパク質が50%以上で、厳選した原材料をバランス良く配合している食いつきの良いドッグフードです。
欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした安心の施設で作られ、フードにはそれぞれ製造番号がつき、生産日、原材料のロットまでトラッキングができるようになっています。
アランズナチュラルドッグフード
アランズナチュラルドッグフードは、野生の犬が自然の中で食べていた食事をできるだけ忠実に再現。自然素材にこだわり、犬に必要な栄養素だけを厳選した、シンプルで低脂肪のドッグフードで、アレルギーの原因になりやすいと言われている乳製品、穀物、牛豚肉は使用していません。
原材料には、高品質のイギリス産の生ラム肉を使用しており、どの年齢の犬にも必要な栄養素をバランスよく配合しています。
まとめ
愛犬が毎日口にするドッグフード。愛犬にとって安全で、飼い主さんが安心して与えられるものでなければいけません。
どうしてもこだわってしまい、良いものが分からず、あれもこれもと試してしまう「ドッグフードジプシー」になってしまう前に、ポイントを1つずつおさえながら、愛犬に合ったドッグフードを探してみましょう。
愛犬が、元気に喜んで食べてくれるドッグフードが一番です。今回の記事を参考にして頂きながら、是非、飼い主さんも愛犬も納得のドッグフードを見つけてください。