仔犬のトリミングはいつからできる? 費用は?

仔犬のころは元気いっぱいで、遊んでいてもご飯を食べていても何かと汚れてしまいがち。
ほとんどはお家で犬用のシャンプーを使用して綺麗にしてあげることができますが、毛が伸びてきてしまったり、爪を切る必要が出てきたりします。

トリミングでは爪切りも行ってくれることもあるので、せっかくなら毛並みも綺麗にしてもらうついでに爪切りも行ってもらいたいですよね。

そのトリミングはいつから行けるようになるのでしょうか?今回はトリミング時期と費用、条件などについてご紹介していこうと思います。

トリミングの条件

「トリミングするのに必要なことがあるの?」って思ってしまいますが、実はあります。

トリミングサロンには、たくさんの犬が出入りをします。その関係から、

【混合ワクチン】【狂犬病ワクチン】この2つを打っていないとカットやシャンプーのみなども受け付けてくれないサロンが多いようです。
この二つは接種を義務付けられています。混合ワクチンは計2回〜3回打つことになっており、混合ワクチンが完了した約4週間後に狂犬病ワクチンを打つのがベター。すべての子がこれに当てはまるわけではないので、あらかじめかかりつけの獣医師さんの指示を仰ぐのがよいでしょう。

混合ワクチンは基本的に2回で済むケースが多いですが、中には3回打たなくてはならない個体もいます。これは外見で見ただけではわからないのでトリミングの許可が獣医師さんから出るまではサロンへは行かないようにしましょう。

生後90日を超えた犬は、年に1回狂犬病ワクチンを打つことが義務付けられています。この狂犬病ワクチンの接種証明書がないと受け付けてくれないサロンがほとんどなので、注意しましょう。

しつけなども重要になってきます。基本的なしつけは家に迎え入れてから2、3週間までに済ませるのがオススメ。外の環境に慣れていなかったり、しつけがされていない子だとトリミングを行ってくれないことがあります。暴れてしまったりした場合、ケガになりかねないためでしょうか。

狂犬病ワクチンまで打ち終え、外の環境への慣れや、しつけまでをしっかり済ませてあげた状態が望ましいですね。

注射やしつけの面から、

カットを行う場合なら 生後4か月以降

シャンプーのみなら  生後3か月以降

上記が目安になります。

トリミングサロンへ行く前にしておくこと

トリミングサロンは基本、事前予約となっております。あらかじめ電話などでご予約を取りましょう。

サロンへいく際には【混合ワクチンの証明書】【狂犬病ワクチンの証明書】を用意し、当日忘れずに持っていきましょう。

ワクチンも接種したからすぐに行こう!と考えている場合、ワクチン接種後は体調を崩してしまうことが多いのでワクチン接種後から1週間ほど後にしてあげると良さそうです。

初来店の際は犬の情報を聞かれることが多いです。

  • 犬種
  • 体重
  • アレルギー
  • 生年月日
  • 持病や治療中の病気

これらは良く聞かれますので、スマホのメモなどに取っておくとスムーズに受付ができます。

トリミング中は知らない人に触られたりシャワーを浴びることになったりと、慣れていない犬だと暴れてしまったり強くストレスを感じてしまうことが多々あります。
トリミングサロンでは耳掃除や爪切りなどを行って貰えることもあるので、もししつけをした上でどうしても苦手である場合、あらかじめトリマーさんにお伝えしましょう。

仕上がりなども選ぶことができます。特にプードルやポメラニアンなどはいろんなカットをされているのをよく見ますよね。人間が行く美容院と同じでこんな風にしてほしいという要望の写真を用意してあげるとトリマーさんもやりやすくなりますから、もし仕上がりのイメージなどがある場合はそれに近い写真を用意し、お願いするときに提示しましょう。

結構大事なポイントなんですが、家を出る前にトイレを済ませましょう。トリミング中はトイレを我慢してしまったり、場合によっては粗相をしてしまうことがあります。そうなってしまわないよう、トリミングサロンへ行く前には必ずトイレを済ませましょう!

トリミングデビューサロンの選び方

初めてのトリミングでトラウマを抱えてしまう子は少なくありません。犬への負担などが比較的少ないサロンの選び方をご紹介します。

①予約時、当日にカウンセリングがしっかりある

②長時間の待機時間がない・お預かりからお迎えまでが4時間以内

③子犬用のシャンプーやコンディショナーなどが(低刺激)用意されている 

上記のサロンがオススメです。それぞれの理由をご説明しますね。

①予約時、当日にカウンセリングがしっかりある

アレルギーの有無や、持病などをしっかりとカウンセリングしてくれ、苦手なこと、嫌がることなどもちゃんと施術前に聞いてくれるサロンがオススメです。

特にアレルギーの確認は大事で、場合によってはそのサロンで使用しているシャンプーなどでアレルギー反応が出てしまうことなどがあります。

②長時間の待機時間がない・お預かりからお迎えまでが4時間以内

一頭につきっきりで最短で仕上げてくれる、というサロンはごくわずかです。朝イチで預けてもお迎え予定時刻が夕方というのもよくあるようですよ。

長時間の拘束は犬にとってストレスになりますから、できるだけ待機時間が短いサロンを選びたいですね。電話でお問合せをし、施術にどれくらいかかりますか、と聞けば答えてくれると思うので、迷われている方はぜひこのポイントも大事にしてあげてください。

③子犬用のシャンプーやコンディショナーなどが(低刺激)用意されている 

子犬の頃は皮膚がまだ弱いので、低刺激のシャンプーが用意されているサロンが望ましいです。大人用のものだと洗浄力が強すぎて後々フケが大量に出てしまったり、施術後からすごく痒そうにしていたり……なんてことがあります。これも電話でお問合せをすればお答えいただけると思うので、こちらもぜひご確認を。

まとめ

トリミングの条件として指定されることが多いのは、ワクチンが接種済みかどうか。

【混合ワクチン】【狂犬病ワクチン】

この二種類のワクチンを打ち終え、一週間後くらいからトリミングデビューすることができます。

そのためトリミングデビューの目安時期としては

カットを行う場合なら 生後4か月以降

シャンプーのみなら  生後3か月以降

これが目安になっています。

サロンへ行く前にしておくこと

  • 【混合ワクチンの証明書】【狂犬病ワクチンの証明書】を用意し、忘れずサロンへ持っていく
  • しつけを済ませる。他の人に触れても驚かないようにしつけをする
  • 犬の情報を把握して、スマホなどにメモをしておく

トリミングデビューサロンに対応しているサロンがあるので、そういったサロンを選ぶのが吉!

選ぶ際に注目しておきたいポイントは

①予約時、当日にカウンセリングがしっかりある

②長時間の待機時間がない・お預かりからお迎えまでが4時間以内

③子犬用のシャンプーやコンディショナーなどが(低刺激)用意されている 

これはぜひ確認しておきたいポイントですね。

以上、子犬のトリミングについてでした。

いろいろと決まりがあって大変ですが、トリミング依頼をしてふわふわでいい香りになった愛犬は普段よりもっともっと可愛いものです。

ぜひトリミングサロン、連れて行ってあげてくださいね。

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