犬の耳ダニ、家で直したい!犬の耳ダニについて。

「犬の耳掃除の頻度が異常。」

「耳の中が真っ黒でくさい!」

そんな状態の場合、犬が耳ダニに感染してしまっているかもしれません。

耳ダニは家で治療するのは大変難しい病気の一種となっています。耳ダニの症状に当てはまったら、スグに病院へ。

症状を詳しく記載しましたので、耳ダニかもとお困りの方はご覧ください。

犬が常に耳を掻く動作をする

犬が耳を足で掻こうとする動作がクセになっている場合は、かなり高い確率で耳ダニになっているかも。
搔き続けることで、耳にキズができてしまいダニと細菌系の病気との両方を併発してしまう可能性もあります。

「あれ?いつもと様子が違うな」そう思ったら即病院へ。

頻繁に頭を振る動作をする場合も、耳の中に異物があるときなどに行う動作です。

それがあまりにも頻繁に行われる場合は、耳になにかあると考えた方がいいでしょう。

耳ダニに感染したときの耳の状態として、

  • 耳掃除をしてもすぐ汚れてしまう
  • 耳垢が血が凝結したような固いものになった

などがあげられます。

もし、このような耳の状態や、犬の様子が見られるようなら

すぐさま病院へ連れて行ってあげてください。

耳ダニは長期間かけて治療していくものとなりますので

自己判断で「直った!」と通院をやめることはせず、お医者さんにもう耳ダニは大丈夫ですよと許可が出るまで根気強く通院を続けましょう。

耳の中で白いものがうごめいている…?!

耳が真っ黒に汚れているけど、本当に耳ダニ?と思ったら

虫眼鏡などで耳を覗いてみましょう。そうするとダニがうごめいているのがわかるかも。

ただ、虫眼鏡で覗いてみてもほとんどわからないことが非常に多いです。ダニはすごく小さいですからね。
普段は綺麗な耳が真っ黒に汚れてしまっているのは、耳ダニに関わらず何かの病気である可能性が高いです。
異常を察知した時点でスグに病院へ。

一般的な耳ダニはミミヒゼンダニと呼ばれるダニの種類で、雌のダニが卵を持っていた場合に
繁殖してしまいやすいです。一日に何個もの卵を生みます。
産み付けられた卵は3~4日で孵化、そのあと一か月も経たないうちに成虫となり卵を産み付ける…
これを繰り返します。そして使用する薬剤には成虫を死滅させる効果はあっても、
卵には効果がないため成虫になったタイミングで再度薬剤を使用して死滅させ…というのを繰り返し、
完全に耳ダニがいなくなったことを検査で確認できれば治療完了となります。

一回の治療で耳ダニ、いなくなった!と喜んで通院をやめてしまうと効果がないというのはこういう理由からなのです。

さらに耳ダニに感染している状態での抜け毛、これがとってもキケン。

抜け毛に耳ダニが住み着いている場合があります。治療だけして完了!ではなく、治療と合わせて家の掃除も徹底的に行わないといけないんだとか…。

耳ダニ。恐ろしや…

どこで拾ってくるの?

そんなに汚い場所には連れて行ってないし、家もすごく清潔なのにどうして…
って方も多くいらっしゃると思います。

耳ダニは散歩時にご近所の犬との接触で付着してしまったり、上記のように抜け毛から感染することがあります。ご近所の犬との付き合いは避けて通れない道なのでしょうがないのかもしれません…。
抜け毛からの感染を防ぐためには部屋の徹底的な掃除・消毒が必要となり、これまた大変です。
普段使用しているおもちゃや首輪、ベッドなどももちろん対象となります。

また、治療中・治療後の犬は定期的にお風呂にいれ、抜け毛から繁殖したりしないよう徹底します。

この耳ダニは多頭飼いの場合に強く打撃を与えてきます。

他の犬や猫にも感染します。そのため一頭でも感染したのが見られた場合、全員病院へとなってしまいます。
お財布がボロボロです…。場合によっては通院ですしね。

耳ダニは特に湿気の多い環境での生存が得意なようで、雨上がりのあとの散歩が実は危険かも…!?

雨に濡れたり、お風呂上りのあとはしっかりと身体拭いてあげましょう。
耳の中も無理のない範囲で拭いてあげましょう。

特に、たれ耳の犬の場合感染しやすく、気づきにくい状況にあります。
定期的に耳を掃除してあげ、異常があったらすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

耳ダニは犬にとって大きなストレス。今すぐ病院へ

人間でもそうですが、ずーっと何をしている時も耳が痒かったら、落ち着きませんしストレスになりますよね。もちろん犬にとっても一緒。痒そうなだけで特になんともなさそうでも、もしかしたら痒さのせい夜寝れていないかもしれません。

できれば家で完治させたい!と思うところですが、適切な処置をしないと耳ダニは完治しません。

そのため、しっかりと病院に通院し、部屋を清潔に保ちしっかりと完治させてあげたいですね。

市販の投薬などもあるようですが、犬によっては合う合わない・体調不良を引き起こしてしまう子もいますから、しっかりとお医者さんと相談した上で適切に投薬・処置をしてもらましょう。

まとめ

自宅で完治させるのは非常に困難です。お医者さんからの適切な処置を受け、ゆっくりと確実に完治させてあげましょう。

完治したからと油断はNG。感染時の抜け毛などから再び感染する可能性もあります。

「耳ダニになった!」と判明したら、普段使っているおもちゃ、ベッド、首輪などを綺麗に
洗浄・消毒をしましょう。

たれ耳の犬はどうしても耳の中が乾きづらく、耳ダニがとっても繁殖しやすい環境となっています。

なかなか見えない箇所にはなりますので頻繁に耳を見てあげ、異常があれば病院へ。

「痒そうだけど、それ以外に辛そうなとことかはないから大丈夫かな」

と思う油断も禁物。常に耳が痒い状態ですから、犬にとってはこの上ないストレス。

ストレスが溜まってしまい普段と違う行動を起こしてしまうこともあるようです。「痒そう」というだけで病院へ連れて行くのは当たり前!くらいの心持で居たいですね。

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