【獣医おすすめ】ドッグフードの選び方!愛犬にぴったりのフードを!

愛犬に与えるドックフード、皆さんはどのような基準で選んでいますか?

例えば、スーパーやペット商品を取り扱うお店を覗いてみても、ドッグフードはさまざまな種類が売られていて、迷ってしまう…そんな方も多いのではないでしょうか。

今回こちらの記事では、ドッグフードの種類、そして気になる原材料や栄養価についても解説します。新たに犬を家族として迎え入れる方、いつものドッグフードから替えてみようかなと検討している飼い主の皆様、ぜひ参考にしてみてください。

ドッグフードの種類

ドッグフードは、形状で3種類に分けられます。保存がしやすいかどうか、犬にとって食べやすいかどうかなど特徴がさまざまあります。是非チェックして、ぴったりのドッグフードを見つけましょう。

ドライフード

● カリカリ固い食感、水を飲む習慣にも!

ドライフードは固く、カリカリとした食感が特徴です。一般的な犬の餌と言われて、これを想像する人も多いのではないでしょうか?水分が含まれていないため、犬は自分から水を飲む必要があります。
犬に水を飲む習慣をつけてくれるフードでもあります。

● 保存期間、コストパフォーマンス◎

販売されている種類も多く、一粒の大きさ、形なども商品によってさまざまです。
保存期間も他の形状のドッグフードよりも比較的長く、大容量タイプのものも販売されているためコストパフォーマンスも良いのが嬉しいところです。たくさんの量を食べる大型犬などにもおすすめです。

● 「総合栄養食」タイプならこのフードひとつでOK!

そしてこのタイプのドッグフードは、後述する「総合栄養食」タイプのものも多く、これ一つで栄養がバランスよく取れる万能ドッグフードとして、扱いやすい商品が多いのも特徴です。

ソフトドライフード・セミモイストフード

● 柔らかめで、食べやすい!仔犬、シニア犬にも

水分量が25〜30パーセントと、ドライフードよりも柔らかい食感が他特徴のフードです。
柔らかく食べやすいので、噛む力が弱くても問題なく食べられることが多いです。仔犬やシニア犬などにもおすすめできる商品と言えるでしょう。

● 食欲不振時やトッピングにも!

そして犬にとってこの種類のフードは、匂いの強さや適度な弾力によりとても美味しく感じられるようです。
食欲がない時や、ドライフードのトッピングとして利用するのも良いでしょう。

ウェットフード

● 柔らかいので、噛む力が衰えてしまった犬に!

水分が多く含まれたこのフード。とても柔らかいので噛む力が弱くなって衰えてしまった犬にとっても食べやすいフードと言えるでしょう。
こだわりのある素材から作られたものも多いのですが、その分価格帯は高めです。
水分も多く含まれています。水をなかなか飲まない犬にも向いています。

ドッグフード選びのポイント

さまざまなタイプがあるドッグフード、愛犬に与える時は何を基準に選べば良いのでしょうか?いくつかポイントがありますので、参考にしてみてくださいね。

①総合栄養食とは?

「総合栄養食」と記載されたフードは、犬に必要な栄養素がバランスよく配合されたフードであることを表しています。
このフードと、適量の水があれば、健康に暮らせるというわけですね。愛犬の健康のために、総合栄養食のフードをメインに与えるのがおすすめです。

そして、購入の際は「犬用」の総合栄養食を選んでくださいね。
犬と猫では、必要とする栄養バランスが違ってきます。

②愛犬の年齢も参考に

ドッグフードはそれぞれ、どの程度の年齢向けの商品なのかがパッケージに記載されています。
愛犬の年齢とあったものを購入し、与えるようにしてください。
年齢ごとに種類分けされている理由は、ライフステージごとに必要な栄養素、エネルギーが違うためです。

③内容量と賞味期限もチェック!

ドッグフードはそれぞれ保存期間があります。ここで注意して欲しいのが、賞味期限についてです。
記載されている賞味期限は、未開封の状態で保存した場合の保存期間です。
開封したら1ヶ月ほどで食べ切るのが理想とされています。大容量すぎるものではなく期間内に食べ切れるフードを買いましょう。犬の体の大きさや食べる量にも関係するので、愛犬の食事量を見極めて上手に購入するようにすると良いでしょう。

不安を払拭!日本のドッグフードの安全性と法律

さまざまな種類があるドッグフード。愛犬に与えるドッグフードだからこそ、良質なものを与えたいですよね。インターネットや、本などを調べてみるとドッグフードの安全性についても色々な情報が書かれていて、自分でドッグフードを選ぶのが不安になる方もいるのではないでしょうか。そこで、日本でのドッグフードの「決まり」について、つまり法律や規約についてもご紹介いたします。

「ペットフード安全法」

日本には、ペットフードのみを対象にした「ペットフード安全法」という法律が制定されています。安全なペットフードの流通のため、この法律では、ペットフードの基準や規格が定められています。事業者もこの決まりに則って製造ないし、輸入や販売を行なっているのです。もしもこの基準から外れたものがあれば、国はそのペットフードに対して、廃棄や改修などの命令を行うことができるのです。

愛犬の健康を左右する大切なペットフード。国が法律のもと見張ってくれていると考えると、心強いですね。

「ペットフードの表示に関する公正競争規約」

そして、法律のほかにも「ペットフードの表示に関する公正競争規約」というルールもあります。これはペットフード公正取引協議会によって制定されたものです。消費者がペットフードを選ぶ際に必要となる情報を提供することなどを目的としています。

市場に出ているほとんどのペットフードは、この規約に則って表示が行われています。このようなルールがあるおかげで、ペットフードのパッケージの表示を信頼できるというわけですね。

愛犬と共に!楽しいドッグフード選びを

ドッグフードは愛犬の体を作るとても大切なものです。ちゃんと栄養が入っているかどうか、犬にとって体に悪いものは入っていないかなど、愛犬を思い調べれば調べるほど不安になってしまうことも。
しかしながら、日本には記事内で紹介したような法律や規約が存在します。ぜひ安心して、愛犬と共にドッグフード選びを楽しんでください。

そして、どんなに品質が良く安全なドッグフードでも、愛犬の体質や状態に合っていなければ、愛犬にとっての良いドッグフードではありません。
愛犬を観察し、困ったときには獣医に相談しながら美味しく食事を楽しめるドッグフードを見つけてくださいね。

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