
- 愛犬がトイレシートを食べてしまうのをやめさせたい
- なぜトイレシートを食べてしまうのか知りたい
- 愛犬のトイレ対策はどのようにしたらよいか
とお悩みの方へ向けて、この記事ではトイレシートを食べてしまう理由と3つの対策法を紹介します。
犬は遊びたい時やストレスが溜まっている時などに、トイレシートを噛んでしまいます。
そして犬がトイレシートを飲み込んでしまい、うまく排出出来なかった場合は、体内で詰まってしまう恐れがあり危険です。
トイレシートを食べるのを防ぐには下記のような3つの方法があります。
- 遊ぶおもちゃや骨などの噛めるものを用意する
- 飼い主とコミュニケーションの時間を作る
- 触れない・食べない環境を作る
この記事を読んで、愛犬がトイレシートを食べない、安全で快適な生活を実現しましょう!
犬はなぜトイレシートを食べてしまうの?
美味しそうな匂いがするわけでもないのに犬は何故、トイレシートを食べてしまうのでしょうか?
まずは、トイレシートを食べてしまう理由について知っておきましょう。
遊びたいから
犬はトイレシートを噛みちぎってバラバラにするのを遊んで楽しんでいます。
嚙みちぎる感触が好きで、中身が出てくるのでさらに楽しいと感じているようです。
実は、犬は食べているつもりはなく、遊んでいるだけなのですが、誤飲の危険性があり危険なので止めさせる必要があります。
愛情不足だから
以前、トイレシートを噛んでいると怒られたという経験がある場合、飼い主さんの気を引こうと噛みちぎっているかもしれません。
また、寂しさを紛らわせるためトイレシートを噛んでいるということもあります。
犬を叱った時に、喜んで遊ぼうとしているようだったら飼い主さんの愛情不足かもしれません。
犬と過ごす時間が少なくないか確かめてみましょう。
ストレス解消のため
普段はあまりトイレシートを嚙みちぎったりしていなかったのに突然噛み始めたという場合、ストレスが溜まってきたのかもしれません。
散歩に何日も行けない雨の多い時期や、運動不足などでイライラしていると、物に八つ当たりすることがあり、トイレシートを噛みちぎってストレスを解消していることが考えられます。
散歩にもきちんと行っているのに、トイレシートを噛みちぎったりしているのなら、まだまだ運動量が足りなくてストレス発散しているのかもしれません。
暇だから
飼い主が日中留守でかまってくれる相手がいないと暇になってしまい、トイレシートを噛んでしまうということも考えられます。
トイレシートを噛みちぎるだけでなく、家具をかじってしまったりすることもあるようです。
家中のいろんなものを噛んでいるようだったら、犬は暇だと感じているのかもしれません。
犬がトイレシートを飲みこんだらどうなる?
犬がトイレシートを噛みちぎって飲み込んでしまったらどうなるのか気になりますよね。
うまく排出出来なかった場合は体内で詰まってしまう恐れがあり危険です。
トイレシートは紙だからといって安心してはいけません。
犬のトイレシートは、犬のおしっこを吸収するために吸水ポリマーが使用されていることが多く、水分で膨らみます。
体内で自然に消化ができないのでトイレシートは胃腸で膨らんでしまいます。
便でうまく排出できればいいのですが、出来なかった場合は腸で詰まってしまう恐れがありとても危険です。
腸で詰まった時、吐かせる等の対処をしても出てこない時は、開腹手術をしなくてはいけない場合もあります。
犬がトイレシートは飲み込まないための3つの対策方法
犬がトイレシートを食べてしまうと危険だということが分かったので、飲み込んでしまわないように対策をしましょう。
3つの対策法を紹介するので愛犬に合った方法を試してみてください。
遊ぶおもちゃや骨などの噛めるものを用意する
体力が余ってもっと遊びたい場合や、留守番中に暇だから食べてしまう場合は、代わりのおもちゃや、長く噛むことができる骨などを用意してあげましょう。
ですが、与えたおもちゃで遊び終わった後や骨をかじり終わった後に、またトイレシートを噛みちぎり始めては意味がありません。
トイレは排泄の場所であることを繰り返ししつけをすることが大事です。
シートを噛みちぎっているところを目撃したら、短く「だめ!」と注意しましょう。
飼い主とコミュニケーションの時間を作る
いつも留守番ばかりさせていてコミュニケーションがとれず、飼い主の愛情不足である場合は、愛犬と過ごす時間を増やしてあげましょう。
帰宅後は必ず撫でてあげたり、散歩に出かけたりしましょう。
留守番の前にたくさん散歩してストレス発散出来るとさらに効果的かもしれません。
触れない・食べない環境を作る
どんなに対策をしてもうまくいかないという時は、トイレシートに触れられない環境を作ることをおすすめします。
メッシュ付きのトイレトレーにしてみたり、シートの上に金網を乗せたりしてシートを引き出せないようにしましょう。
犬が苦手な忌避剤スプレーでシートに近づかないようにするという方法もありますが、トイレ自体が苦手になってしまう場合もあるので、この方法はトイレのしつけが完了していない犬にはおすすめしません。
飲みこんでしまったら動物病院で相談する
トイレシートに使われている吸水ポリマーは飲みこんでしまっても、害があるものではありません。
ですが、前述したように大量に食べてしまえば腸で詰まってしまう恐れがあります。
飲み込んでしまった後も元気そうだから心配ないと油断せずに、まずは動物病院に相談してください。
影響がでるまでには時間がかかるので、留守番させていたら体調を崩していたということにもなりかねません。
動物病院で吐き出させてもらうなどしましょう。
子犬期には一緒に過ごす時間を多く持つと予防できる
子犬期に、飼い主と一緒に過ごす時間を多く持つと、トイレシートを噛むのを予防することができます。
トイレシートを噛んでしまうのはほとんどの場合、生後3ヶ月以上、6ヶ月〜1歳ぐらいまでの子犬です。
例え成犬に近い大きさになっても、まだ精神年齢も低いです。
子犬が6ヶ月頃までは、なるべく一匹になる状況を作らないようにしましょう。
子犬の時期はしつけをする大事な時期でもあります。
家族で過ごす時間を増やし、群れの中にいるという認識を持たせるようにしましょう。
トイレは排泄をする場所ということを教え、トイレシートを噛みちぎらないようにしつけをしてあげてください。
子犬の時期にしつけができないと、成犬になってもストレス発散のためにトイレシートを噛みちぎる癖ができてしまうので気を付けましょう。
まとめ
犬がトイレシートを食べてしまう原因と対策法について紹介しましたがいかがでしたか?
思い当たる原因がある場合は、紹介した対策法を試してみてくださいね。
万が一、トイレシートを飲み込んでしまったらすぐに動物病院に相談しましょう。
まずは、愛犬の健康のためにもトイレシートを噛みちぎらないようにきちんとしつけをしてあげてくださいね。