犬の耳にカサブタ それって大丈夫なの?

愛犬家の皆さんこんにちは!

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

そろそろ寒い冬が明けて春になってほしいものですね♪

春になったらなにをしますか?

  • 犬と遠くへお出かけ
  • 一緒にピクニック
  • 一緒にお花見!

など、春には楽しみなことがたくさんありますね♪

勿論、冬も雪ではしゃぐ姿やコタツでゆっくりなど楽しいことがありますが、気持ち的にも暖かくなるとウキウキしますよね♪

暖かくなったら汗を書いて気持ちよく運動!!

なんてのも素敵だと思います。しかし、そこには落とし穴が...

今回は暖かくなると汗疹(あせも)や痒くなってしまい起こってしまう「瘡蓋(カサブタ)」についてお話しています!

皆さんは飼っている犬の耳に「あ、カサブタだ」なんてことはありませんか...?

部位によって原因は異なりますが、耳の根本外側付近に出来た場合は、自傷または擦り傷、耳先は血管障害など原因は大きく異なります。部位によって考えられる原因は異なります。

それでは耳にできる、カサブタの原因と対処法について解説させていただきます!

カサブタの原因は・・・?

耳周りの傷は大きく分けて3種類存在します。

外傷、アレルギー、炎症」の3つがあり、それぞれについて説明していこうと思います!

まずは外傷から行きましょう!

外傷による瘡蓋

人間と同じく切り傷や、刺し傷(刺傷)、打ち傷(挫創)、すりむき(擦過傷)、犬同士のじゃれ合いによるか咬傷であり、血管が傷つき、外気に血液が触れるとカサブタが形成されます。

また、外傷が犬の瘡蓋になりうる可能性の大半を占めています。

アレルギーによる瘡蓋

犬も人間も皮膚はアレルギーが起こる代表的な臓器であり、犬の皮膚に現れるアレルギーは、原因別で大きく分けると次の3つあります。

  • アトピー性皮膚炎...環境中の花粉やほこりなどのアレルゲン物質が原因
  • 食物アレルギー...食べ物に含まれるタンパク質がアレルゲン物質
  • ノミアレルギー性皮膚炎...ノミの糞に含まれるタンパク質が原因

上記3つのアレルギー反応によって皮膚に強い炎症が起きると、犬が非常に強くかゆがり、肌をかきむしってしまいます。結果として肌がただれ出血し、瘡蓋ができます。

アトピー性皮膚炎食物アレルギーでは、耳のほかにも眼や口周り、首、脇の下、肘の内側、足先、下腹部周辺など身体のいたるところで発症することが多伊のが特徴で、

ノミアレルギー性皮膚炎は背中に異変が多く起こるそうです。

炎症

続いて、犬の皮膚に炎症が起きると部分的に皮膚の下で新たに血管が生まれ、出血から瘡蓋ができやすくなってしまいます。

炎症で代表的な症状が「膿皮症(のうひしょう)」です。

膿皮症とは皮膚の細菌感染症で、皮膚に非常に小さい膿の袋である膿疱が破けて膿が固まる症状です。主な発症部位は背中ですが、円形脱毛症のような脱毛を伴うこともあるので見極めがしやすいです。

瘡蓋の予防と対策は?

まず最初は家庭でできる犬の瘡蓋対策から考えてみましょう♪

瘡蓋の原因は様々で多岐になりますが、身近な瘡蓋は外傷ではないでしょうか。

  • 犬が怪我をしない散歩ルートを考える
  • 低位置に配置された家具の角を保護する
  • キッチンには入れない

など、環境を整えて犬の瘡蓋ができないよう安心を作ってあげましょう♪

また、犬の瘡蓋を見つけた場合、我々も犬にも無理矢理剥がさせないことがポイントです。犬が自分で舐めないようにエリザベスカラーや、包帯や絆創膏を装着させましょう。

犬が嫌がる場合があるので、無理に装着しストレスを与える必要はありません。

また、症状が断定できない場合は早急に病院へ行き診断をしてもらう必要があります。

困ったら自分だけで対処するのではなく専門家から正しい意見をもらいましょう。

耳にできる瘡蓋は?

冒頭でも書かせていただきましたが、耳には血行障害によっておこる瘡蓋が存在します。
しかし一方で「マラセチア」というカビが原因の場合もあります。

マラセチアの症状は、痒みだけでなく、肌の熱感、赤みなどを引き起こします。

最も激しい症状は全身に強い痒みが転移することであり、初期症状として体の中でも特に菌が繁殖しやすい耳に起こりやすくなっています。次に痒い耳を前足で掻くことで前足へ...とどんどん広い範囲に転移します。

また、耳垢は粘り気が生まれ、酸味を帯びた黒い独特な匂いを放ちます。

慢性化すると皮膚が黒ずんだり脱毛症になってしまいます。

マラセチアの原因は3つに分けられます。

  • ストレスや環境の変化等なんらかの異常で皮脂の分泌が増えることでマラセチア菌のエサにしている皮脂が増え、マラセチア菌も増えることにあります。マラセチア菌が増えることでアレルギー反応からさらに増えるという悪循環に陥ります。
  • 続いて、アトピーやほかの皮膚炎によって皮膚の抵抗力が落ちてしまう原因もあります。
  • 最後に、汗や湿気などで菌が繁殖しやすい環境にいることです。自分の中にある菌が湿気という繁殖しやすい環境によって異常に繁殖することが特徴です。

原因を徹底的に抑えることで、マラセチアの予防につなげましょう!

最後に

ご精読ありがとうございました!

今回は犬の耳の痒みに関する内容で、以前紹介した「外耳炎」とも少し関連のある内容でしたね...

耳の湿気は雑菌が繁殖してしまう元になってしまいます!

定期的に掃除をしてあげることで清潔に保ってあげることがベストですね。
それではまた次回お会いいたしましょう♪

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