「大切な愛犬に、愛情たっぷりの手作りご飯を作ってあげたい!」
「愛犬の誕生日くらいは、ドックフードじゃなくて手作りの美味しいご飯をプレゼントしたい!」
愛犬にとって特別な日や、何気ない日常の中でも、愛犬に愛情のこもった手作りご飯を作ってあげたいと考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ドッグフードももちろんよいですが、飼い主さん自身が作ったご飯も食べてもらい、愛犬に幸せな気分になってもらいたいですよね。毎日手作りのご飯は難しいかもしれませんが、愛犬の特別な日に手作りご飯にチャレンジしてみませんか。
今回は、手作りご飯を愛犬にプレゼントしたいという飼い主さんのために、手作りご飯を作るポイントとおすすめのレシピを紹介します。愛犬への特別なプレゼントを考えている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
手作りご飯のメリット・デメリット
近年、ドッグフードだけではなく、手作りのご飯で愛犬に喜んでもらいたいと考える飼い主さんが増えています。
愛情がこもった手作りご飯は、きっと愛犬も喜んで食べてくれるでしょう。
そこで、手作りご飯にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、手作りご飯のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
手作りご飯のメリット
手作りご飯のメリットとして考えられるのは、以下の通りです。
- 飼い主と愛犬のコミュニケーションを図ることができる
- アレルギーがある食材を取り除くことができる
- 酸化防止剤などの保存料を使用しないので、安全性が高い
- 料理に水分を含めることで、水分補給がしやすくなる
手作りご飯の第一のメリットは、手作りご飯を通して飼い主と愛犬のコミュニケーションを図ることができるということがあげられます。
犬は味覚が発達していて、ご飯の美味しさの違いがわかる動物です。
単にドッグフードをお皿に入れるだけではなく、大好きな飼い主さんが手作りしたご飯は、愛犬もきっと違いがわかるでしょう。
飼い主さんも、愛犬のために愛情を込めた料理を作ることができます。
そして愛犬にアレルギーがある場合は、手作りご飯であれば取り除きたい食材をコントロールしやすいです。
ドッグフードなどの市販の食品は、後から食材を取り除くことができないので、アレルギーの食材が入っていないものを選ばなければいけません。
しかし、手作りの場合は食材の調整が簡単なので、愛犬の体質にあった料理を作ることができます。
また、手作りであればドッグフードに含まれる酸化防止剤などの保存料は使用しないので、安全性が高いといえるでしょう。
そしてご飯の中に生野菜やフルーツを入れてあげることで、食事を通して水分が摂取しやすいでしょう。
食材によって水分量も調節しやすいので、犬も食事だけで水分補給をすることができます。
手作りご飯のデメリット
手作りご飯のデメリットは、以下の通りです。
- ご飯を作る手間がかかる
- 栄養バランスやカロリーの管理が難しい
- バランスよく作らないと偏食になる
手作りご飯は、一からすベて飼い主自身が用意しなければいけないため、どうしても手間がかかります。
そして栄養バランスを配慮しなければ、犬にとって必要な栄養素を摂取することができません。
ドッグフードは栄養バランスを考えて作られていますが、手作りご飯は飼い主が栄養バランスやカロリーを管理しなければならないので、手間がかかるといえます。
また、犬の好きな食材ばかり使ってしまうと、偏食を招く危険性があります。
愛犬を偏食にしないためにも、好きなものだけではなく、いろんな食材をバランスよく組み合わせるようにしましょう。
手作りご飯の注意すべき3つのポイント
手作りご飯を作るときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- 犬に食べさせてはいけない食材は入れない
- 犬と人間の味覚は違う
- 犬は熱いものが苦手
犬に食べさせてはいけない食材
人間にとっては美味しい食材でも、犬にとっては命にかかわるものがあります。
- チョコレート
- カフェイン
- にんにくなどのネギ類
- キシリトール
- レーズン
- アルコール
- ぶどう
- ほうれん草
これらの食材を犬が食べてしまうと、中毒症状を引き起こすことがあるので注意が必要です
もし犬がおねだりしてきても、絶対に与えないようにしましょう。
犬と人間の味覚は違う
犬と人間では、味覚はまったく異なります。
犬が感じることができるといわれている味覚の種類は、以下の通りです。
- 甘味
- 酸味
- 苦味
- 塩味
人間や犬は、舌にある味蕾(みらい)というセンサーのような役割をする器官で、味を感じています。
人間は味蕾が発達していてさまざまな味を感じることができますが、犬は人間に比べて味蕾が5分の1程度しかありません。
そのため、犬が感じることができる味の種類は少なく、人間とは味覚が異なっています。
犬が食事の美味しさを感じるのは、味というよりもにおいや食材の形状が重要なのです。
犬は熱いものが苦手
犬は熱いものが苦手なので、熱すぎるものは食べられません。
犬のご飯として最適な温度は、38~40℃程度です。
犬の舌は体温調節や、舌で相手を舐めて愛情を表現するなどの感情表現で使う、大切な部分です。
舌が使えなくなると犬の生活に支障が出るので、やけどさせないように気を付けましょう。
犬に人気の手作り料理3選
ここからは、犬に人気の手作り料理のレシピを紹介します。
1.牛肉のトマト煮牛肉のトマト煮は調味料を使わないので、簡単に作れるお手軽レシピです。
牛肉のトマト煮は調味料を使わないので、簡単に作れるお手軽レシピです。
【材料】
- 牛肉
- トマト
- ピーマン
- じゃがいも
【作り方】
(1)牛肉・トマト・ピーマン・じゃがいもを適当な大きさにカットします。
(2)鍋に水を入れ、(1)の具材を柔らかくなるまで煮込んだら完成です。
2.豆腐ハンバーグ
豆腐ハンバーグは栄養バランスがよく、犬の食事に最適なレシピです。
【材料】
- 鶏ささみひき肉
- 豚赤身ひき肉
- 絹ごし豆腐
- 卵
- にんじん
- ピーマン
- ゆでたけのこ
- すりゴマ
- スキムミルク
- しそ
- オートミール
【作り方】
(1)豆腐をキッチンペーパーに包み、レンジで加熱し水分を切る。もう一度繰り返して水分を切った豆腐をつぶし、オートミールを入れて混ぜ合わせておく。
(2)にんじん・ピーマンは茹でて粗みじんにする。ゆでたけのこ・しそも同様に粗みじんにしておく。
(3)ボールに鶏ささみひき肉、豚赤身ひき肉を入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。ここに、すりゴマ・スキムミルク・卵・(1)・(2)を入れ、更に粘りが出るまでよく混ぜる。
(4)桜えびは茹でて、余計な塩分を取り除く。
(5)温かいご飯にささみの茹で汁を50ccかけて(1)・(2)・(3)・(4)・白すりごまを入れ、さっくり混ぜあわせる。
(6)お皿に盛り、のりをちらす。
引用:『犬の手作り・おやつレシピ 豆腐ハンバーグ』
3.オムライス
オムライスは、人間も犬も大好きなレシピです。
【材料】
- ごはん
- 鶏胸肉(皮なし)
- おから
- 卵
- にんじん
- パプリカ
- 生グリーンピース(冷凍を使う場合は必ず無塩の物を使用)
- トマト
- スキムミルク
- パセリ
- 無塩トマトピューレ
- ブロッコリー
【作り方】
(1)大さじ1のスキムミルクを大さじ1の水で溶き、卵を加えて混ぜ、薄焼き卵を作る。
(2)鶏肉・にんじん・パプリカを1cm角に切る。
(3)熱したフライパンに(2)を入れて肉の表面が白くなったら、水100cc・グリーンピースを入れて炒め煮する。
(4)トマトは皮と種を取り除き、1cm角に切る。パセリはみじん切りにする。
(5)(3)の水分がなくなってきたら、(4)・トマトピューレ・おから・ごはんを加えて炒める。
(6)ラップの上に(1)をのせ、(5)をのせて包み、形を整える。
(7)茹でたブロッコリーを添えて完成。
引用:『犬の手作り・おやつレシピ オムライス』
まとめ
愛犬への手作りご飯のポイントと、人気のレシピを紹介しました。
手作りご飯を作る場合は、愛犬の栄養バランスを考えて作る必要があります。
特別な日だけ、もしくはおやつとしてドッグフードと併用することで、栄養をバランスよく摂りながら健康管理をしてあげることも可能です。
そして手作りご飯を作る際には、人間が美味しく感じるからといって、犬が食べてはいけない食材を入れないように注意しましょう。
人間は美味しく感じても、犬にとっては毒になる食材がたくさんあります。
愛犬との食事も、コミュニケーションの一環です。
飼い主さんも、ぜひ愛犬と一緒に食事を楽しんでください。