子犬のご飯回数は何回がいい? 時間の空け方も解説
  • 子犬にはどれぐらいの間隔でご飯を与えたらいいの?
  • 1日の回数の目安はどれぐらい?
  • 時間はきっちりと守る必要がある?

と考えている方のお悩みを解決します。

子犬に与えるご飯の回数は、月齢に合わせ3〜5回が良いでしょう。与えるタイミングは空腹状態が続かないよう、時間を均等に分けて与えるのがおすすめです。

飼い主の生活リズムに合わせて朝、昼、夕方、夜と与えることが多いですが、個体差もあるので子犬の状態を観察しながら調整する必要があります。

この記事では、月齢ごとのご飯の回数やタイミング、気をつけたいことなどを解説していますので、ぜひ普段のペットライフの参考にして幸せな日々を送ってください。

子犬のご飯回数の目安

子犬は胃袋が小さく、消化器官も未熟です。一度に与えてしまうと消化器官に負担をかけてしまうので分けて与える必要があります。
子犬期の月齢によって、1日の必要量を3~5回に分けて与えましょう

月齢とご飯回数の目安は以下を参考にしてください。

  • 生後3ヶ月=3~5回程度
  • 生後4~5ヶ月=3~4回程度
  • 6ヶ月~1年=2~3回

子犬には個体差があるので子犬の状態を見ながらご飯の量や回数を調整しましょう。
例えば、トイプードルでも成犬になると中型犬ほどの大きさになる子もいます。大きく生まれた子にトイプードルの平均的な量や回数でご飯を与えてしまえば栄養不足になってしまいます。
愛犬の様子を観察して調整してください。

下記を見るようにすれば、ご飯の量や回数が愛犬に合っているかを確認できます。

  • 元気はあるか
  • ご飯を残さないか
  • ご飯の後吐いていないか
  • よく眠れているか
  • 便は健康か

また、こちらの記事では子犬のご飯回数や分ける理由がさらに詳しく書かれています。

仔犬に与えるべきご飯の量や時間帯・3つの注意点について解説!

子犬ご飯の時間の空け方

1日3〜5回のご飯をどのタイミングで与えればよいのでしょうか。
初めて犬を飼う方は、適切なタイミングが分からず困ってしまいますよね。
以下でタイミングの具体例やその理由も説明しています。

食事の間隔は大体均等に空ける

食事の間隔の目安は「子犬が空腹になるタイミング」で個体差もあるため、時間に決まりなどは特にありません。
しかし、次の食事までの間隔がだいたい均等になるように時間を空けるのがおすすめです。

よくある具体例を挙げてみます。
ご飯を4回に分けて与えるとして、飼い主の生活リズムを考えると下記のようになるでしょう。

  • 朝起きてすぐ
  • 昼ご飯を食べた後
  • 夕ご飯前
  • 夜寝る前

子犬はすぐにお腹が空いてしまうので、飼い主が忙しくて時間に余裕がないときは、頼れる人やペットホテル、シッターにお願いするのが良いでしょう。

なぜ均等な間隔で与えるのか

均等な間隔で与えるのがおすすめな理由は、人間と同じです。人間が朝・昼・晩と食事するように、犬も均等な食事間隔の方が身体の負担になりにくいためです。

次の食事までの間があまりに空き過ぎると吐いたり、精神的ストレスになって、いたずらなどの問題行動を引き起こすことにもなります。私たち人間も空腹が続くと辛いですよね。

こんな時はご飯の間隔を調整しましょう

基本的にはご飯の時期は均等に分けるのが良いのですが、以下に当てはまるときはご飯の感覚を調整する必要があります。

  • 鳴いて催促する
  • 朝方に嘔吐する

上記に挙げた場合の状況や詳しい理由についても解説していきます。

鳴いて催促する

子犬がご飯前になると毎度「クゥーン」と鳴いたり、成犬のように「ワン」と吠えたりするのであれば、子犬がご飯の時間を覚えて催促してしまっている状態です。

子犬の催促に対応してしまえば、吠えることでご飯がもらえると勘違いしてしまい、犬が主導権を握ってしまいます。犬が主導権を握っていると思えば、言うことを聞かなくなってしまうので、飼い主に主導権があると分かってもらわなくてはいけません。

ご飯前に鳴いたり吠えたりしているときは、すぐにご飯を与えず少し時間を置いて静かになってから与えるようにしましょう。また次の日は催促する前に与えるなど催促に応じないように工夫すれば飼い主に主導権があることを教えられます。

朝方に嘔吐をする

空腹になる時間の間隔は個体差があり、空腹時間が長すぎると胃液を嘔吐する子もいます。
朝方、黄色い液体を嘔吐していたら胃液の可能性が高いです。
あまりに鮮やかな黄色なので驚く人も多いと思いますが、珍しいことではないので、ご飯を与えてからしばらく様子を見て、普段通りであれば動物病院へ行かなくても大丈夫です。

朝方に胃液を吐いてしまった場合は、以下のどちらかを試してみてください。

  • 寝る前に与えるご飯の時間を遅くする
  • 朝に与えるご飯の時間を早くする

飼い主の生活リズムに無理がある場合は、寝る前のご飯を少しだけ増やしてみましょう。

また、夜中の時間にエネルギーを消費しているということは、しっかり眠れていない場合も考えられます。子犬が安心して眠れる環境かどうかを見直してみるのも一つの手です。

子犬の時期は低血糖に注意する

子犬の時期に低血糖になれば素早い対処が必要です。
放置していれば、命の危険や障害が残ることになるので注意してください。

空腹はエネルギー不足を招く

仔犬に与えるべきご飯の量や時間帯・3つの注意点について解説! の記事でも少し触れていますが、子犬は空腹で低血糖になることもあります。

低血糖とは、体の中のエネルギーが不足している状態のことです。超小型犬で食の細い子はたった1食食べなかっただけでも低血糖を起こす子もいるので注意が必要です。

食べた量以上にエネルギーを消費してしまうぐらい遊びに夢中になる子も低血糖になりやすいので、遊び過ぎている場合は少し多めにご飯を与えるなど調整をしてあげましょう。

症状が出ていたら応急処置をして動物病院へ

低血糖になると以下のような症状がみられます。

  • ふらふらしている
  • 嘔吐する
  • ぼんやりしている
  • ぐったりしている
  • 小刻みに震えている
  • 呼びかけても反応がない

応急処置として、5%ぐらいの濃度の砂糖水をスプーンやスポイトで飲ませたり、歯茎や口の内側に塗って与えると元気を取り戻すケースもあります。
それでも改善しない場合は、動物病院を早急に受診してください。

まとめ

初めて犬を飼う方は、適切なご飯の量や与える回数が分からず困惑してしまいますよね。
ご飯の回数は月齢に合わせて3〜5回で、タイミングは時間を均等に分けて与えましょう。

子犬は成犬に比べて体が弱いため、常に気を付けて見ておく必要があります。
ご飯のタイミング以外にも喉を詰まらせたり、アレルギー反応を起こしたりすれば、すぐに対処が必要です。子犬を見ておく時間がない場合は、手伝ってくれる人やシッターに頼みましょう。

もし、わからないことがある時はわからないまま1人で抱え込んではいけません。動物病院の獣医師やドッグトレーナーなどの詳しい人に聞きましょう。

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