凛々しい表情に、三角形の立ち耳やふわふわの被毛がとてもかわいらしい柴犬。
柴犬は独立心があり、とても賢い犬種です。飼い主に従順なので手がかからない柴犬ですが、健康で長生きしてもらうには、柴犬に向いているドッグフードを与える必要があります。
最近では、さまざまな種類のドッグフードが販売されていて、柴犬にはどんなものを選んであげたらいいのか迷いますよね。
「愛犬の体質に合ったドッグフードを与えてあげたい」と考える飼い主さんも少なくないでしょう。
この記事では、柴犬に向いているドッグフードをお探しの飼い主さんに向けて、ドッグフードの選び方や柴犬におすすめのドッグフードをご紹介します。
柴犬に向いているドッグフードとは
まずは、柴犬に向いているドッグフードの特徴をご紹介します。
愛犬の体質とも照らし合わせながら、最適なドッグフードを見つけましょう。
抱えやすい疾患に留意
実は、柴犬はアレルギー体質の子が多く、皮膚疾患になりやすい犬種です。
アレルギー体質の犬は皮膚がとても弱いため、皮膚疾患になりやすいので、アレルゲンとなりやすい食材を使ったドッグフードは、できるだけ避けるようにしましょう。
アレルギーを発症させる「アレルゲン」は一つだけではなく、特定が難しいことが多いです。
アレルゲンは、主に以下のものがあげられます。
- 穀物（小麦、とうもろこし、大豆など）
- 牛肉、鶏肉などの動物性タンパク質
何がアレルゲンとなるかは、犬によっても異なります。
そのため、もしドッグフードを食べてアレルギー症状が出れば、違うドッグフードに変えるようにしましょう。
ドッグフードを選ぶ前に、動物病院でアレルギー検査を受けて、アレルゲンを特定してもらうこともできます。
太りやすい体質に配慮
柴犬は、ドッグフードやおやつをたくさん与えると、肥満になりやすい犬種です。
肥満体型になってしまうと、足の関節に負担がかかり散歩や運動が嫌いになる子もいます。
柴犬の肥満を予防するために、筋肉量を増やしてあげましょう。筋肉量が多いと、肥満になりにくくなります。
筋肉量を増やすためには、動物性タンパク質を多く含んだドッグフードがおすすめです。
選び方3つのポイント
ドッグフードは、安全性が高く良質なものを選んであげたいですよね。
柴犬のドッグフードは、以下の3つのポイントを参考に選んでみてください。
- 高タンパク質、低脂肪
- 良質な脂肪酸
- 無添加
高タンパク質・低脂肪のものを選ぶ
柴犬には、高タンパク質・低脂肪のドッグフードがおすすめです。
フード全体の約50％に、低脂肪の肉や魚が使われているものを選びましょう。柴犬の健康を維持するためには、動物性タンパク質が欠かせません。
そして、高タンパク質のドッグフードを食べることで、運動量の多い柴犬は筋肉量を落とさずに維持することができます。
愛犬のいつもの運動量も考慮して、適切な量を与えるようにしましょう。
良質な脂肪酸が含まれるものを選ぶ
柴犬のドッグフードは、良質な脂肪酸が含まれるものを選びましょう。
特にオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を多く摂取できるものがおすすめです。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、皮膚の健康を保つ働きがあります。そのため、皮膚疾患が起こりやすい柴犬は、積極的に摂取したい成分です。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体内で合成できない成分なので、食事でしか摂取ができません。
体内で不足すると、皮膚疾患を起こしやすくなり、傷の治りが遅くなることもあります。
また、オメガ3脂肪酸を摂取すると、認知症の予防にもつながります。
しかし、脂肪酸の摂りすぎは肥満の原因にもなるので、過剰摂取には気を付けましょう。
無添加のものを選ぶ
柴犬に与えるドッグフードは、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
現在は、ペットフード安全法によって、危険な成分が含まれたドッグフードは販売されていません。
しかし、それでも安全とは言い切れない成分が入っていることも事実です。
特に、以下の成分には注意が必要です。
- エトキシキン
- BHA
- BHT
- 没食子酸プロピル
- プロピレングリコール（PG）
- 着色料
- 香料
上記の成分には、発がん性や毒素を含んでいる可能性があります。
犬の健康を第一に考えると、これらの成分を含むドッグフードはおすすめできません。
ドッグフードを選ぶ際は、合成保存料や防腐剤、着色料が入っていない無添加のものを選びましょう。
おすすめドッグフード3選
ここからは、おすすめのドッグフード3選をご紹介します。
今回ご紹介するのは、以下の3つのドッグフードです。
- カナガン ドッグフード チキン
- モグワン
- アランズナチュラルドッグフード・ラム
それぞれの特徴を、詳しくご紹介します。
カナガン ドッグフード チキン
出典：mybest
「カナガン ドッグフード チキン」は、穀物を使っていないグレインフリーのドッグフード。
チキン生肉26％、乾燥チキン25％を含み、チキンが合計50％以上も配合されていて高タンパクなことが特徴です。
柴犬はお肉が好きなので、きっと食いつきもよくなるでしょう。
さらに、トウモロコシや小麦などの穀物の代わりに、サツマイモやエンドウ豆を配合していることも特徴です。
「カナガン ドッグフード チキン」の原材料は、人間も食べることができる高品質で新鮮な食材です。
モグワン
出典：モグワン
「モグワン」は、愛犬の食いつきと健康を最大限に考えて作られたドッグフードです。
素材そのものの香りを生かし、良質なチキン生肉や生サーモンなどの動物性タンパク質は、全体の50％以上を占めています。
そして、モグワンも穀物を使用していないグレインフリーであることが特徴です。
穀物を使用していないため、消化にも良いとされています。
ほかにも海藻が含まれているので、海藻からオメガ3脂肪酸を摂取することも可能です。
さらに、ドッグフードが酸化しにくいように、ビタミン類やミネラル類も含んでいます。
アランズナチュラルドッグフード・ラム
「アランズナチュラルドッグフード・ラム」は、原材料に低アレルゲンのラム肉を使用していることが大きな特徴です。
人口添加物や穀物、乳製品など、アレルギーになりやすいものは一切入っていません。
香料や着色料も不使用です。
原材料の安全性は高いといえるでしょう。
ビタミンと鉄分が豊富で、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸がバランスよく含まれた亜麻仁油を使用しています。
「アランズナチュラルドッグフード・ラム」は、さまざまな栄養素をバランスよく摂取できるドッグフードです。
まとめ
柴犬のドッグフードの選び方や、おすすめのドッグフードをご紹介しました。
柴犬は、皮膚疾患になりやすい犬種です。
アレルギーの原因となる穀物類が多く含まれるドッグフードは、なるべく避けた方がよいでしょう。
アレルギーには個体差があるので、愛犬の体質に合わせたドッグフードを選びましょう。
また、ドッグフードは低脂肪で、合成保存料や着色料などが入っていない無添加の安全性が高いドッグフードをおすすめします。
ドッグフードは直接愛犬の体内に入るものなので、安全性が高いものを選んでください。
愛犬の体質にあったドッグフードで、健康をサポートしてあげられるとよいですね。
