子犬のご飯については量や時間、どのフードがいいのかなど、悩むことが度々あると思います。今回は「犬のご飯の時間」についてご紹介していきます。
ご飯の時間と密接に関係してくるのがご飯のタイミング、ですが…
犬は群れで行動し、リーダーが存在することからご飯を食べるのは飼い主(リーダー)が先!そうではないと犬が自分がリーダーだと思ってしまい、いうことを聞かなくなるという説もあったようですが、近年の研究では飼い主(リーダー)が先に食べるべきというリーダー論は否定されてきているようです。そのため、ご飯は必ず飼い主から!と厳しく取り決める必要はなさそうですね。
ご飯のタイミングは散歩の前?散歩の後?
散歩の前か後、どちらかにあげるのがいいかというと…散歩の後がベスト。ご飯を食べてすぐに運動をしてしまうと体調を崩して吐いてしまう子や、体質・遺伝などから、胃捻転などを起こしやすい子もいます。
飼い主のライフスタイル的にお散歩の前にご飯を与えたい時は、ご飯を与えてから30分以上の間隔を開けてあげましょう。そうすることで上記のリスクを軽減・回避することができます。
散歩中におやつをあげるのもおすすめです。躾の一環として利用することもできます。例えば飼い主のペースに合わせて引っ張らず歩くことができたり、外の環境下で指示に従うことができたなどのタイミングでおやつをあげると効果的です。
もちろんあげすぎは良くないのですが、子犬のころは消費カロリーも多いので、少しあげすぎるくらいなら問題はないです。逆に栄養を摂らなすぎて体調を崩してしまうことの方が良くありません。
子犬の1日のご飯回数
子犬のご飯の回数は、月齢などで大きく変わっていきます。
- 哺乳初期(生後0~1週目):10~12回
- 哺乳中期(生後1~2週目):6~8回
- 哺乳後期(生後2~5週目):4~5回
- 離乳食期(生後6~8週目):4回
- 成長期前期(生後2~3ヵ月):3~4回
- 成長期(生後3~6ヵ月):3回
- 成長期後期(生後6~12ヵ月):2回
- 成犬維持期(1歳~7歳):1~2回
- 高齢期(7歳~):1~2回
もちろん、量に違いはありますがこちらが目安の回数となっております。小さい頃は胃や臓器が未発達のため、大量に消化をするのが難しいです。ですが必要摂取カロリーはしっかりと摂らなくてはならないため、「回数は多く、量は少なく」となります。
食事間隔について
原則、12時間以上開けないようにしましょう。人間も胃が空っぽの状態が続くと体調を崩してしまったり、気持ち悪くなったりすることがありますよね。犬も一緒で時間を開けすぎると、胃に何も無い状態が続くために体調を崩してしまう子もいます。
それでも、一人暮らしで仕事もしていて…って状態だと、お仕事の都合で間隔が開きすぎてしまうことは、どうしてもありますよね。
ライフスタイルからどうしても時間の間隔が開いてしまう場合は、自動給餌器などを利用すると良いでしょう。時間設定ができるので、万が一家に帰るのが遅くなっても安心です!
ご飯の時間
朝何時、ぴったりにご飯をあげる!など、厳しく取り決める必要はありません。あまり厳しく決めると万が一遅れてしまい、ご飯をあげられなかった場合に犬がストレスを感じてしまったり、ご飯を要求してしまうことがあります。
そのため、朝起きてこれくらいのタイミングであげる、くらいのゆるさの方が、犬にとっても飼い主にとってもストレスが無くてよさそうです。
子犬の頃は食事回数が多いため、生後3か月くらいの子犬なら食事回数が3回が目安となるので、8時間間隔で良いと思います。時間の例でいうと、朝7時、昼15時、夜23時のようにするのがよさそうです。
成犬になったら1日2食が平均となるため、約12時間間隔がおすすめです。朝7時、夜19時のような間隔となります。あくまで目安となるため、ピッタリである必要はありません!
ただ、前述した通り、前回のご飯から12時間以上開けるのは体に良く無いので、念の為に晩御飯の時間を少し遅らせることがおすすめです。朝ご飯が昼になってしまったり、お昼ご飯が夜になってしまったり不規則な生活になってしまうのはあまり良くないため、おおよその時間から±1時間程度を目安にすると良いかもしれませんね!
まとめ
今回は、犬のご飯のタイミング・時間についてまとめていきました。1日の食事回数が年齢ごとに異なるのは結構大変ですよね…。上記で紹介した1日の食事回数についてはあくまで目安ですので、犬のご飯の食いつきなどによって回数は変動させても大丈夫です!
犬のご飯については以前はリーダー論などがありましたが、研究などが進んだ近年では重要視されておらず、そこまで気にしてご飯をあげる必要はなさそうです。
散歩前、散歩後どっちにあげるか、となると散歩後にあげるのがおすすめです。食後に散歩をしてしまうと、胃捻転や体調不良で戻してしまったりする子もいます。事情につき、散歩前にご飯をあげたい場合は食後30分を開けてあげましょう。
散歩中のおやつは少量ならOK!少量なら戻してしまったりするリスクも少なく、躾に利用することもできます。外部の環境下で指示をきちんと聞けた時、飼い主のペースに合わせ、リードを引っ張ることなくお散歩できた時など、褒めたいタイミングでおやつをあげるとよさそうです。
子犬のご飯回数については下記をご参照ください!
- 哺乳初期(生後0~1週目):10~12回
- 哺乳中期(生後1~2週目):6~8回
- 哺乳後期(生後2~5週目):4~5回
- 離乳食期(生後6~8週目):4回
- 成長期前期(生後2~3ヵ月):3~4回
- 成長期(生後3~6ヵ月):3回
- 成長期後期(生後6~12ヵ月):2回
- 成犬維持期(1歳~7歳):1~2回
- 高齢期(7歳~):1~2回
子犬のころは臓器も未発達なので、一度に大量のご飯を与えてしまうと、消化不良となってしまう恐れがあります。「少量を複数回にわけて」ご飯を与えましょう!
食事間隔は「12時間以上開けない」「極端に不規則にならないようにする」これを意識するだけでOK!
ご飯の時間も大まかに決め、イレギュラーなどでご飯を出すタイミングが遅れてしまっても大丈夫なようにしましょう。あまりピッタリであげていると、イレギュラーが発生してしまった時にご飯が遅れてしまい、犬の負担となってしまうことがあります。そのため、ある程度ゆるくご飯の時間をとってあげましょう♪
以上、犬のご飯の時間についてでした。あまりきっちりと取り決めず、飼い主のライフスタイルに合わせゆったりとあげるのがよさそうです。