皆さんこんにちは!
すっかり寒くなってきましたね、、、
東北ではすでに雪が降っているとか、、、こんな季節は人間も犬も体調を崩しがちになります。皆様もどうぞお身体にお気をつけください。。。そういえば、この季節は路面凍結防止のために融雪剤などを道に撒く地域もあります。
お散歩などしていて融雪剤が肉球についてしまうと、塩化カリウムによる炎症や、融雪剤がついた足を舐めてしまい、食中毒症状を引き起こす場合もありますので、冬場のお散歩は愛犬の体温管理だけではなく、路面の状況にも注意しましょう!
さてさて、本日のコラムは「成犬のトイレのしつけ」についてご紹介いたします。皆様の愛犬はきちんと上手におトイレができていますか?中には「仔犬の時にはできていたのに大きくなったら失敗するようになった」という声や「成犬をお迎えすることになったけど、成犬でもトイレのしつけはできるの?」といったお悩みを耳にすることがあります。
結論から申しますと、大丈夫です!成犬であってもトイレのしつけは可能ですし、トレーニングをやり直すことは可能です!
本日は、成犬がトイレに失敗してしまう理由とトイレのしつけ方のポイントをご紹介いたします!
成犬と仔犬、トイレのしつけの違い
基本的に仔犬と成犬でのおトイレのしつけ方に違いはありません。成犬出会っても、仔犬に教えるのと同じ要領で躾けることができます。
しかし、まずは前提として、飼い主が「正しいトイレのしつけ方」を理解し実践しているということが重要です。また、仔犬と違い、成犬のトイレのしつけは時間がかかります。
仔犬の場合は一般的に「2~3週間」でトイレトレーニングを完了させますが、成犬はそうはいきません。なぜなら、「一度覚えたことを上書きする」わけですから、場合によっては1ヶ月以上かかることもあります。
なので、成犬のトイレのしつけで一番大事なことは「時間をかけて根気強く取り組む」ということです。
トイレのしつけ、よくある勘違い
先ほど「正しいトイレのしつけ方」と書きましたが、皆さんはきちんと実践できているでしょうか?正しいしつけ方をきちんとおさらいしておきましょう!
①失敗したら怒る
これは一番やってはいけないことです。
決められたおトイレ以外の場所で粗相をしてしまったときに「ここはトイレじゃないよ!」と飼い主さんは教えているつもりでも、犬にとっては「トイレをしたら怒られた」という経験だけが残ってしまいます。
この失敗の経験が積み重なってしまうと、「トイレ=怒られる=怖い嫌だ」と嫌がるようになってしまいます。誘導してもおトイレできなかったり粗相してしまう原因の一つですので、失敗しても決して怒ってはいけません。
有効な手段は、愛犬が粗相をしてしまったら、反応せずに「困った顔をしながら」速やかに片付けることです。「反応しない」という点が重要です。
また、犬は人間の表情から感情を読み取ることができるという研究があります。怒った顔や困惑からは否定的な、つまりネガティブなコミュニケーションとして捉えているのです。
しかし、ここで声を出して怒ってしまうと犬は萎縮してしまいます。
なので、表情を見せることで「なんだか分からないけどここではしていけないことなんだなぁ」と気づかせてあげることが大切です。
②ずっと同じ場所、異なる環境
おトイレの場所を仔犬のころと同じ場所、もしくは同じ大きさのものを使っていませんか?「仔犬の頃はちゃんとここでしてくれたのに、成犬になったら嫌がるようになった」
という場合は、成長するにつれて大きさが合わなくなったり、「その場所が落ち着ける場所ではなくなった」ということが考えられます。
犬はクルクルと回りながらおトイレすることが多く、仔犬の頃と同じ大きさの場所では失敗することがあります。
身体の大きさに合わせた充分なスペースを確保してあげましょう。
また、おトイレの場所は同じでも模様替えなどによっておトイレまでの通路に障害物ができたり、光のさし方や風の通り道が変わってしまうことにより、犬にとってその場所が落ち着ける場所では無くなってしまうこともあります。
改めて環境を見直してあげましょう。
風通しがよく、光を反射するものがない、かつ自由に出入りできる環境になっているか確かめてみましょう。ただしエアコンの風はNGです!
また人から見られる場所も嫌がる子が多いです。プライバシーは大事ですよね。
しつけのポイント
まずは環境を見直してみましょう。
大きくなるにつれて性格にも変化が生じてきます。例えば綺麗好きに芽生えたり、薄暗いところや閉塞感が怖くなったり、、、環境の変化とともに愛犬にも変化が生じますので、きちんと向き合って広い心で付き合っていきましょう。
では、続いておトイレのしつけのポイントをおさらいしていきます。
①トイレがしたくなったタイミングできちんとトイレまで誘導する
小型犬でしたら抱っこしてつれて行っても、または大好きなおやつで誘導してもOKです。まずは場所を覚えてもらい、環境に慣れさせましょう。トイレのタイミングの把握が必要になるので、あらかじめ時間などの記録を残していくと効果的です。
決まった時間に誘導しトイレさせることで排泄のリズムを作ってあげるとより効果的です。
②トイレが成功したら大袈裟に褒める
上手におトイレできたら目一杯褒めてあげましょう。この時「明るく高い声」で褒めてあげると効果的です。また大好きなおやつをあげてもOKです。ただしおやつの効果は褒めてあげてから数秒ですので、おやつを取りに行っていたら間に合いませんのでご注意を!
③トイレが終わったらすぐに排泄物を片付け綺麗にする
成長に伴い綺麗好きになるのはよくあることです。排泄物が残った状態が続くと「トイレ=汚い場所=嫌い」となってしまうことがあります。
終わったらすぐに片付けて清潔な状態を保ちましょう。
④終わったら遊んであげる
トイレが終わったらきちんと一緒に遊んであげましょう。トイレをすれば褒められるし遊んでもらえるという経験をさせることが、トイレしつけには一番肝心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すでに正しく実践できている方も、心あたりがある方も、今一度愛犬と向き合って環境や接し方を変えてあげれば、成犬であってもトイレのしつけはできます。
あとは冒頭にもお話ししましたが、仔犬と違い時間がかかる場合もありますので、時間をかけて根気強く、広い心でもって取り組んでいくことが大事ですね。
よろしければ参考にしてみてください♪