皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんの愛犬は上手におトイレできていますか?
「うちの子はお迎えした時から上手だったよ」という方もいれば、「うちはなかなか覚えてくれなくて苦労したよ。。。」という方や、中には「成犬をお迎えするけどトイレトレーニングはどうしたらいいの?」というお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日はそんな皆さんのお悩みにお答えしていきます!
成犬のトイレトレーニング
一般的にトイレトレーニングは仔犬のうちに行われることが多く、2~3週間ほどで完了すると言われております。
昨今のおうちで飼育されている犬の90%は室内で飼育されていると言われています。この数字は、ここ20年ほどで急激に増加したものであり、犬にとっては急激な生活様式の変化と言えるでしょう。
お迎えした子と末長く一緒に暮らして行くため、仔犬をお迎えしたらまず初めに行う大切なトレーニングの一つ、それがトイレトレーニングです。しかし中には、成犬になってもトイレがなかなか上手くできない子や、訳あって成犬の犬をお迎えすることもあります。
そんな時「成犬でもトイレトレーニングはできるのかな?」と不安に思う方もいらっしゃいます。
「結論:成犬でもトイレトレーニングはできます!!」
大丈夫です!大切なのは根気強く愛犬を信じて向き合ってあげることです!
成犬なのにトイレができない? その理由は
トイレが上手くできない理由、仔犬と成犬では少し原因が変わってきます。
①過去のトレーニングの失敗やトラウマ
仔犬の時に正しいトイレトレーニングを受けられなければ、成犬になっても上手にできるはずがありませんよね。中には仔犬のころに失敗して飼い主に怒られたことがトラウマになる子もいます!
飼い主さんにとっては「ここはトイレじゃないよ!」と教えているつもりでも、犬にとっては「トイレをしたら怒られた」と思ってしまうのです。
そんなことが続くと「トイレをしたら怒られる」という経験がストレスとなり、トイレが上手くできなかったり、場合によっては病気になってしまう子もいます。
「でも他の子は最所からトイレシーツでおトイレできていたよ」と思う方もいらっしゃると思いますが、それはお迎えする前に、ブリーダーさんやペットショップのスタッフさん、親兄弟から教わっている場合です。
大事なことは、仔犬でも成犬でも、失敗しても怒らずに根気強く繰り返しトレーニングすることが大事なのです!
②環境の変化や適さない環境でのストレス
新しいおうちや知らない場所に来ると私たち人間でもどこか落ち着けなくなったり、体調を崩しがちになってしまいますよね。特に犬の場合は嗅覚が優れている分、知らない匂いや不快な匂いに敏感です。同じように落ち着けない、体調を崩してしまうということが起こります。
また、トイレの場所を決めているのに、なかなかその場所でトイレをしてくれないのは、犬にとってその場所がトイレをする環境に適していない可能性が高いです。
例えば、、、
・常に人がいる環境
犬にとってもプライバシーは重要です!人のいるところでトイレしたくない犬もいます。
・トイレまでに障害物がある
自由に行き来ができない場所も犬にとってはNGです!
・反射するものや不快な匂いがする
犬にとって排泄時は無防備となり、外敵に襲われる危険性があります。
そのため、落ち着かない場所ではトイレはできません!
・トイレが小さい、場所が狭い
トイレが体のサイズに合わなかったり、トイレが置いてある場所が狭かったりする場合もNGです。
犬はくるくる回りながら排泄することも多いため、狭い場所でのトイレも嫌がります。
その他、仔犬の頃はサークルの中でできていたのに、大きくなったらしてくれなくなった。という場合は、大人になって「綺麗好き」になりゲージの中は汚したくない!と思っているのかもしれません。
大人になるにつれて趣味嗜好が変化していくことは珍しいことではありません。同様に綺麗好きも芽生えることは多々あることです。
広めの落ち着ける場所を用意してあげましょう。
成犬のトイレトレーニングのやり直し
基本的には一般的なトイレトレーニングと変わりません。
しかし、成犬の散れトレーニングのやり直しの場合は、一度覚えたことを上書きする必要があるので仔犬よりも時間がかかる場合があります。諦めたりせず、根気強く時間をかけてトレーニングしてあげましょう。
①トイレまで誘導してあげる。排泄のリズムを作る。
犬がトイレをしたくなったタイミングできちんとトイレまで誘導してあげましょう。
この時、消して強い口調で声をかけてはいけません。トラウマを抱えている子は、萎縮しトイレを嫌がってしまいます。繰り返し決まった時間に行うことで、排泄のリズムを作り失敗を少なくすることがポイントです。あらかじめ排泄の時間を記録しておくのがいいでしょう。
そわそわと匂いを嗅ぎ出したり、人から離れて隅っこに移動し始めたらおトイレのサインです!
②失敗しても怒らないこと
前にも記述しましたが、トイレに失敗しても怒らず、排泄物は速やかに片付けましょう。
また犬は人間の表情を理解できるという研究結果があり、「困った顔」で片付けしている場面を犬に見せるのは効果的と言われています。根気強く優しく接してあげるのが成功のポイントです。
③成功した時には大袈裟に褒めてあげる
トイレが成功したら明るく高い声で褒めてあげましょう!その際に大好きなおやつをあげるのも効果的です。
ただし、おやつの効果は褒めてから数秒と言われていますので、褒めた後におやつを取りに行っているとおやつの効果は減ってしまいますのでご注意を!声をかけて褒めてあげるだけではなく、その後に一緒に遊んであげると効果がUPします!
また、トイレの掃除やサークルの掃除は速やかに行ってください。「排泄物がある=汚くて嫌な場所」という意識が埋めれるとその場所ではトイレをしてくれなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
成犬でもきちんと時間をかけて根気強く接してあげれば、トイレトレーニングのやり直しは可能です。
そのためにはまず、愛犬がなぜ上手くトイレできないのか、環境や接し方を見直して見ましょう。
排泄のタイミングを記録し、失敗の経験よりも「成功の経験」を強く学習させること、つまり成功したらたくさん褒めてあげることが、成犬のトイレトレーニングのやり直しのコツになります!愛犬を信じて、優しく根気強く、時間をかけてトレーニングしてあげてください。
皆さんの愛犬は必ず応えてくれるはずです!