ペットの自動トイレは、排泄物やペットシーツを自動で片付けてくれる優れものです。
最近では猫用の自動トイレが注目されていますが、実は犬用の自動トイレも発売されています。
現在発売されている犬用の自動トイレは2種類のみです。選択肢は少ないですが、掃除の手間が省けて楽になるのであれば嬉しいですよね。
そこで、本記事では犬用の自動トイレの種類と購入前にチェックする4つのポイント、ペットの水洗トイレ最新事情を紹介します。
- ペットの全自動トイレは猫用をネットで見かけるけど犬用もあるの?
- 犬用の商品はどんなものがあるの?
- どんな大きさの犬にも使用できるの?
とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
犬の自動トイレとは?
犬用の自動トイレは、犬がトイレをしたあとの排泄物やペットシーツを自動的に片付けてくれる商品です。
ペットシーツを敷くトイレトレーにモーターが内蔵されており、モーターが排泄物とペットシーツを巻き込んで片付けてくれます。
犬の排泄後にすぐ片付けてくれるため、部屋に臭いが残りづらいことがうれしいポイントです。
犬がトイレにいる間はモーターは作動しないので、巻き込まれることなく安全に利用できます。
犬の自動トイレは2種類しかない
現在、犬用の自動トイレは以下の2種類のみ発売されています。
- ロール式自動犬トイレ ブリリアントパッドSMART
- 室内犬用センサー式全自動トイレ わんわんマイスター
基本的な機能は同じですが、それぞれに異なる特徴があります。
ここからは、2種類の犬用自動トイレとメーカーについて詳しく見ていきましょう。
ロール式自動犬トイレ ブリリアントパッドSMART
「ロール式自動犬トイレ ブリリアントパッドSMART」は、株式会社オーエフティーが販売する犬用の自動トイレです。35,200円(税込)で販売されています。
コンパクトなデザインなので、場所を取らないことがうれしいポイント。
センサーが犬の出入りを感知して、犬がトイレから降りると自動的にシーツが巻き取られます。
そして、最大の特徴は専用のアプリからスマホで操作できるということです。
アプリからは以下の操作が行えます。
- カメラでトイレの様子を確認
- アプリ内のボタンからシートの巻き取り
- 愛犬のトイレの様子を撮影したデータの確認
- トイレの使用状況をグラフで確認
- 犬がトイレに乗り降りする際にリアルタイムで通知を受信 など
アプリがあれば、外出先からでも愛犬のトイレの様子を確認できるので安心できますね。
室内犬用センサー式全自動トイレ わんわんマイスター
出典:わんわんマイスター
「室内犬用センサー式全自動トイレ わんわんマイスター」は、株式会社ジャパンファーストステップが販売する犬用の自動トイレです。188,000円(税別)で販売されています。
高感度センサーが搭載されており、犬がトイレを降りてから5秒後に自動的に片付けを行います。万が一シーツの巻き取り中に犬がトイレに乗った場合は、すぐに動作をストップするので安心ですね。
排泄物は、専用の排泄ボックスに片付けられます。排泄ボックスの容量は大きいため、最大で1週間分を溜めておけるのがうれしいポイントです。
さらに、本体にはキャスターが付いているため移動や掃除を簡単に行えます。
自動トイレを買う前にチェックする4つのポイント
犬用の自動トイレを購入する前に、以下の4つのポイントをチェックしておきましょう。
- 愛犬の大きさを確認
- 愛犬のかじり癖を確認
- 設置場所を確認
- 使用済ロール紙の廃棄について確認
ここからは、それぞれのチェックポイントを詳しく解説します。
愛犬の大きさを確認
犬用の自動トイレは、基本的に小型〜中型犬向けに作られています。
そのため、体が大きい大型犬は対象外となり使用できません。
「愛犬が大きくて自動トイレが使えない」という事態を防ぐために、購入前に愛犬の体の大きさと自動トイレの大きさを確認するようにしましょう。
愛犬のかじり癖を確認
犬用の自動トイレは電化製品なので、万が一配線などをかじってしまうと感電の恐れがあります。部屋のものを何でもかじってしまうタイプの子は危険なので、特に注意が必要です。
また、ペットシーツをかじられると自動で巻き取りができなくなってしまいます。
愛犬がペットシーツをかじる癖がある場合は、以下の記事を参考に対策をとってみてください。
【犬がトイレシートを食べるのはなぜ? 理由と3つの対策を解説】
設置場所を確認
犬用の自動トイレは電源が必要なので、コンセントが近くにある場所に設置しましょう。
また、通常のトイレトレーよりも大きいので、広いスペースが必要です。
自動トイレの寸法を確認して、設置予定の場所に置けるかどうかを事前に確認することをおすすめします。
使用済ロール紙の廃棄について確認
自治体によってはペットシーツをそのまま捨てられない可能性もあるので、事前にルールの確認が必要です。
「排泄物はなるべくトイレに流す」というルールが設けられている場合、飼い主はペットシーツを捨てる前に排泄物を分別しなければいけません。
排泄後の掃除の手間が省けても、シーツを捨てる際に手間がかかってはあまり意味がありませんよね。
特に掃除を楽にすることを目的に自動トイレを購入する場合は、事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
ペットの水洗トイレ最新事情
「家庭用の水洗トイレってないの?」
「そもそもペットの排泄物は流せるの?」
こういった疑問にお答えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家庭用の水洗トイレってないの?
家庭用の水洗トイレは、今のところ猫用の水洗トイレのみ販売されているようです。
こちらは猫のおしっこのみ水で流せるタイプで、飼い主の掃除の手間を減らせます。
犬用の家庭用水洗トイレはありませんが、犬用の公衆水洗トイレが設置されている地域もあるようです。
こちらは金属製のポールに向けて犬におしっこをさせて、洗浄ボタンを押すことで水が流れてトイレが綺麗になります。
水洗トイレがあれば、掃除が楽になるうえにペットシーツも必要なくなり毎月の費用が減らせるので、ぜひ家庭用の水洗トイレが普及して欲しいですね。
そもそもペットの排泄物は流せるの?
ペットの排泄物を水洗トイレに流せるのかどうかは、自治体によってルールが異なります。
「なるべくトイレに流してほしい」
「トイレには流さずゴミとして出してほしい」
というように自治体ごとにルールが異なるため、ペットの排泄物をトイレに流す場合は確認が必要です。
トイレに流すことを禁止している自治体は、下水処理能力の問題で禁止にしていると考えられるため、無理にトイレに流すことはやめておきましょう。
まとめ(犬の自動トイレ)
犬用の自動トイレは自動的に片付けまで行ってくれるため、飼い主の負担を大幅に減らすことが可能です。
「トイレ掃除の手間を省きたい」という方は、自動トイレの導入を検討してみましょう。
しかし、市販の自動トイレは小型〜中型犬のみ対応しています。大型犬などの大きな犬は使えないので注意が必要です。
また、事前に設置場所の確認や、自治体のゴミ出しに関するルールの確認を忘れずに行いましょう。
自動トイレを活用して、掃除の手間を省きながら愛犬のトイレを常に清潔な状態に保ってあげてくださいね。