大型犬のトイレ事情!トレーからはみ出てしまう原因やしつけ方

大型犬を飼っている方はトイレに困ったことがあるのではないでしょうか?

体が大きい分、トイレのスペースも大きくなければいけなかったり、しつけもきちんとしなければいけなかったりと難しい事も多いですね。

今回はそんな大型犬のしつけ方などをご紹介していきたいと思います。

トイレトレーからはみ出してしまう原因

①トイレトレーが小さい

大型犬ですので通常のトイレトレーでは大きさが合わずおしっこがはみ出してしまう事があります。

結構大きめな物を選んでいても大型犬にはまだ小さい可能性があります。

基本的には体の大きさの1.5~2倍の大きさのトイレトレーが必要になります。

②足を上げておしっこをしている

足を上げておしっこをするというのは特にオスに多いですね。

自分の優位を示すためにできるだけ高い所におしっこをかけてマーキングを行います。

座っておしっこをするのに比べると足をあげておしっこをする方が広範囲にちらばってしまうため、トイレトレーからはみ出してしまう可能性が高いです。

ちなみにメスでもたまに足を上げておしっこをする事があるようですよ。

③トイレ環境がよくない

狭い場所や人目が多い場所、目に光が反射する場所などにトイレトレーを置くと犬が落ち着いておしっこをする事ができません。

そうなると動き回ってしまいトイレトレーからおしっこがはみでてしまう事があります。

トイレトレーからはみ出してしまう時の対処法

①トイレトレーが小さい場合

トイレトレーが小さい場合はトイレトレーを大きくしてあげましょう。

さきほども言いましたが犬の体の1.5~2倍の大きさが好ましいです。

「市販でそんな大きなトイレトレー売ってないよ!」という方は自作するのもいいかもしれませんね。

とりあえず枠を作成してその中にトイレシートをしいてあげるなど・・・

きちんと犬の大きさにあったトイレを用意する事が大切です。

②足をあげておしっこをする場合

オス犬が足をあげておしっこをする主な原因はマーキング行動です。

基本的には違う犬などに対して自分の方が上であると示すためにできるだけ高い位置にマーキングをするために足をあげておしっこをします。

飼い主とのスペースである室内にしてしまう場合は飼い主よりも自分の方が上と思っている、飼い主との関係があまり良くないとマーキング行動をしてしまいます。

きちんとしつけをする必要があるので後述しているしつけの方法を参考にしてみてください。

また、メス犬が足をあげておしっこをする主な原因は発情期です。メス犬は自分が発情期・繁殖期であることを周りに知らせるためにマーキングとして足をあげておしっこをする事があります。

こちらもしつけで足をあげないようにする事も可能ですが発情が原因ですので避妊手術を行う事でも解消される事があります。

③トイレ環境がよくない場合

前述したようにトイレの環境がよくない場合はきちんと犬がリラックスできるトイレ環境づくりをしてあげましょう。

犬は人間と同じくプライバシーの守られるトイレ環境を好みます。

あまりにも人の目が多い場所にトイレが置いてあると落ち着いておしっこをする事ができなくなってしまいます。

部屋にトイレトレーを設置するのであればできるだけ部屋の端の方など人目につきにくい場所が好ましいです。

とはいえ壁ぎりぎりなどに置いてしまうと圧迫感を感じてしまうので壁や家具などからはある程度離す必要があります。

また、鏡などで光が反射してあたってしまう場所なども犬にとっては不快な場所として認識されてしまいます。

トイレを置いている場所がふさわしいのか確認してみましょう。

トイレしつけ方

①広めに仕切ったスペースにトイレシートを敷き詰める

最初から決まった場所でトイレをさせる事は難しいです。

できるだけ広めに仕切ったスペースにトイレシートを敷き詰めてその中でトイレをできるようにします。

この際の広さに関してはいくら広くても問題ありません。

②犬をトイレスペースに入れて、おしっこができたら褒める

先ほど用意したトイレスペースに犬を入れて待ちます。

そこでおしっこやうんちをしたら褒めてあげましょう。

ご褒美としておやつをあげるのも効果的です。

この場所でおしっこやうんちをすればご褒美がもらえると覚えてもらえれば上出来です。

③徐々にトイレスペースを狭くしていく

ここでは少し辛抱が必要になりますが

毎日徐々にトイレスペースを狭くしていきましょう。

ある程度狭くする事ができたら市販のトイレトレーを設置してトイレシートを敷きます。

この時、まだ仕切ったスペースはそのままにしておいてください。

いきなりトイレトレーだけになってしまうと不安や困惑でその場所でトイレをしてくれなくなる可能性があります。

④トイレトレーのみでトイレをできるようにする

仕切ったスペースの中にあるトイレトレーでトイレをしてくれるまで③の状態を続けます。

トイレトレーにだけトイレをしてくれるようになったら、仕切ったスペースを取り外してトイレトレーのみにしてみましょう。

もし途中でうまくいかなくなってしまった場合は、面倒ではありますがまた初めからやり直す必要があります。

しつけは根気強く続けることが必要ですので、焦らずゆっくりとしつけをしていきましょう。

⑤足をあげてトイレをしてしまう場合

トイレシートでおしっこをしてくれるのはいいけど足をあげておしっこをしてしまうという場合は、足を上げようとした時に犬の後ろ足を軽くぽんぽんと叩いてあげて、足をおろすように誘導しましょう。

このしつけはきちんとトイレトレーでおしっこをするようになってからがオススメです。

⑥全体のしつけに言える事

どのしつけでも同じですが失敗しても怒らないで下さい。

例えばおしっこをトイレトレーと違う場所にしてしまったからと怒ったとしても、犬はおしっこをした事自体が悪いと思ってしまう可能性があります。

そうなってしまうと飼い主が見えないところでおしっこをしようとする為、しつけどころか、部屋のいたるところでおしっこをしてしまうようになるかもしれません。

なのでしつけの際は怒るのではなく成功した時にいつも以上に褒めてあげてください。

これをしたら怒られる、ではなく、これをしたら褒めてもらえる、というしつけ方法をオススメします。

まとめ

今回は大型犬のトイレ事情について書いていきました。

体が大きい分、飼い主としても苦労する事が多いかとは思いますが、きちんと犬の事を理解してあげて、犬に合った環境を作ってあげる事でお互いにストレスのない環境が出来ていきます。

犬も大切な家族の一員ですのでしっかりと考えていきたいですね。

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